【天狗山】短時間で登れて眺望抜群!GW後半登山は(村山)天狗山!

西川町から寒河江川を挟んだ対岸に位置する天狗山
山形百名山にも選定されている里山です。
今日はあまり時間がなかったため、「未登頂でなおかつ短時間で登れる山を・・・」ということで天狗山を選びました。

天狗山とは

標高403mの天狗山は、低山ながらもなだらかな山並みが美しい里山で、山形百名山にも選定されています。
頂上にある岩が、天狗が座って四方八方を眺めているように見えることから、“天狗山”と名付けられたと言われています。

出典:やまがた山

標高 403m
歩行時間 片道:40分
登山適期 7月~10月
グレーディング 体力度:1/技術的難易度:A
チェックポイント 熊野神社/からかさ松/二本松/夫婦松/休み場

天狗山の登山コース

天狗山の登山コース

天狗山登山コース 片道:40分

登山道はしっかり整備されていて登りやすく、道迷いポイントはゼロ。
からかさ松、二本松、夫婦松という見所が程よい距離感で登場するので、チェックポイントを通過するように楽しみながら登り進めることができます。
※旧道は整備されていないので、少し注意が必要です。

天狗山登山の駐車場と登山口

西川町の原集落にある天狗山遊歩道口が登山口になります。
近くに『天狗山の由来』という看板があり、天狗山登山者が車を停められる駐車スペースが設けられています。

このような駐車場が用意されているとは知らなかったので、一旦は登山口の手前に路駐して山に向かおうとしたのですが、上の写真にある案内看板が奥のほうに見えたので、「なんだろう??」と思って行ってみたら発見!というわけです。

このような駐車スペースが整備されているなんて本当に感謝感激!
有志の方々には毎度のことながら頭が下がります。

天狗山の登山口は熊野神社の参道入口にもなっています。
こういう登山口って多いですよね。

石段の先にある真っ赤な鳥居を見た瞬間、テンションが上がりました!
この鳥居の先にどんな光景が待ち受けているのか、ワクワクしてくるような画です。
神隠しに遭っちゃいそう・・・??

熊野神社

天狗山“登山道”ではなく、天狗山“遊歩道”なんですねー。
遊歩道という呼び方から想像するに、きっと気軽に登れる山なんだろうな~と思われます。

真っ赤な鳥居をくぐってすぐに目に入ってきたのが、こちらの熊野神社。
これから山に立ち入らせていただくご挨拶と登山の無事を祈ってお参りしました。

熊野神社の裏手に回ると天狗山の由来に関する看板があり、そこから階段状に登山道が伸びています。

からかさ松、二本松、夫婦松

天狗山には、からかさ松、二本松、夫婦松という見事な松が見られるチェックポイントが3か所あります。

最初に登場したのは、こちらの写真奥にある“からかさ松”。

確かに、から傘お化けのような姿に見えなくもないですね。
なんだか踊っているみたい。

からかさ松を過ぎると緩やかな下り。

そして緩やかな上り。

まるで鏡合わせのように向かい合っている面白い松が2本あると思ったら、こちらが2番目のチェックポイント“二本松”でした。

古くからの隣人同士が両腕を大きく広げてジェスチャーしながら、あーでもないこーでもないと井戸端会議でもしているかのようです。

二本松を過ぎると、これまた引き続き緩やかな登山道。
やはり、“登山道”ではなく“遊歩道”という呼び方がふさわしいかもしれませんね。

さすが昔から地元の人たちに愛されている天狗山。
山形百名山に選定されたということもあってか、整備が行き届いていてとても歩きやすいです。

ハクモクレンの花がとてもキレイ!

そして最後、3つ目のチェックポイントになるのがこちらの夫婦松。

仲良く手をつないでいるようにも見えますが・・・

わたしには、

  • 「もう、実家に帰らせていただきます!」という妻(右の松)
  • 平謝りしながら必死に引き留めようとしている夫(左の松)

・・・というワンシーンに見えるんですよねー。
そう見えません?笑

休み場(旧道分岐)

さて、3つのチェックポイントを通過して緩やかな坂を下ったら、旧道との分岐点でもある“休み場”に到着。

丸太で作られた切り株状の椅子がいくつかあり、腰をかけてひと休みできるスペースになっています。
こちらでしばしおやつターイム!

このまま道なりに真っ直ぐ進めば天狗山の山頂へ。
左のほうへ折り返すように下れば旧道の下山コースになります。

休み場から先は、遊歩道とは言っても多少傾斜が大きくなります。
上りが続きますが、道端に咲いている草花を眺めながらゆっくり進んでいきます。

恥ずかしそうにうつむいている花姿が可愛らしい、ショウジョウバカマ。

あー、天気いいな~

わたし、天気が良い日にしか山登りしませんから!

ツツジも咲き始めていますね。

上り坂の上を見ると、道がない!
そして、空がある!

・・・ということは、この坂の上には天狗山山頂があるはず!

天狗山山頂

山頂までもう少しだよー!

天狗山の山頂(標高403m)に着きましたー!

休む間もなく三角点にタッチして・・・
休む間もなく山頂をひと通り探索~

天狗山の山頂には小さな祠があります。

天狗山の山頂には小さな鐘があります。

天狗山の山頂からは抜群の眺望が得られます。

なんて

素敵な

山なんでしょう!

標高403m、決して高いとは言えない山です。
というよりむしろ、かなり低い山ですよね?
にもかかわらず、この眺望ですよ!

短時間で山頂まで登りきってしまうので、ゆとりある、ゆとりありすぎるお弁当開きが楽しめてしまうんです。
おにぎり1個だけじゃ物足りない・・・

というわけで、恒例の山だんご祭り開催。
「だんごを食するために山に来た」と言っても過言ではないくらい、わたしの山だんご熱は冷める気配がありません。
(とくに、くるみ団子が大好き・・・♡)

下山(旧道)

大好きなお団子を食べて、山頂でのゆとりタイムをたっぷり満喫したら、ぼちぼち下山することにしましょう。

旧道との分岐点、休み場まで来てちょっと相談。
相談内容はもちろん、来た道を下山するか、旧道を下山するか、この1点です。

ガイドによると、旧道はもう整備の手が入っていないため荒れているとのこと。
ですが、案内標識にもあるように近道になっていて、道から外れないように注意して進めば問題ないようです。
実際、YAMAPで他の方の活動日記を見ると、旧道を通っている登山者もちらほらいるので、わたしも旧道を下ることにしました。

新しい道と比べると確かに荒れてはいますが、踏み跡も付いていますし、通れない道になっているわけではないですね。

透き通るような薄紫色の花びらが美しい、カタクリの花。

もう整備されていないだけあって、自然の状態に近づきつつある旧道。

道がハッキリ分かるところとそうでないところがあるので、少し注意が必要です。

四方八方に伸びている草や枝にも注意。

人工物である側溝が見えてきて、思いがけず安堵。
わたしは自然を求めているのか、人工物を求めているのか・・・

少しの時間でも自然の中に身を置いていると、たとえそれが無機質な人工物でも懐かしく思えてしまうのはなぜなんでしょう?
やっぱり、人の気配に安心するから??

八重桜ってだいぶ遅咲きなんですよね。
キレイだなー

葉桜になりかけていますが、奥に神社が見えていて風情があります。

無事下山して車を少し走らせ、遠目から天狗山を眺めてみました。
残念ながら天狗岩はよく分かりませんでしたが、天狗山のなだらかな山容にさらに癒されたひとときでした。

山頂からの眺望はとにかく抜群!
眼下には寒河江川、正面には真っ白な雪が残る月山と葉山を見ることができる天狗山。
大満足!おすすめの山ですよー

山行記録まとめ

活動時期
2019/05/03(金)13:12~14:55

軌跡・時間・距離

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