蔵王温泉名物「稲花餅」を『稲花餅の里さんべ』にて|読み方や由来、賞味期限や消費期限についても解説!

蔵王温泉の名物スイーツと言ったら、やっぱり稲花餅!子どもの頃、蔵王温泉に行った祖母や知り合いの大人がお土産に必ずと言っていいほど買ってきてくれた稲花餅がいまだに印象深く心に残っています。そんな懐かしさもある稲花餅を今回は蔵王温泉にあるカフェ『稲花餅の里さんべ』にていただいてきました。そのレビューと稲花餅の読み方や由来、賞味期限や消費期限についても解説したいと思います。

スポンサーリンク

『稲花餅の里さんべ』ってどんなお店?

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ

蔵王温泉の温泉街から少し下ったところにある、可愛らしい佇まいのおしゃれなお店が『稲花餅の里さんべ』です。以前は温泉街の中にあったのですが、2019年の台風で土砂崩れに遭い、しばらく休業していました。その後、2020年12月18日に現在の場所に移転して再開となったようです。

温泉街には稲花餅を販売しているお店がいくつかありますが、こちらの『稲花餅の里さんべ』は、稲花餅を購入できるだけではなく、美味しいコーヒーや抹茶と一緒に食べることができるカフェとなっています。

稲花餅とは

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ

稲花餅とは蔵王温泉名物の和菓子で、蔵王山から採取した熊笹の上に乗ったこしあん入りの餅のことをいいます。3つ並んだ餅の上には黄色く染められた米粒が飾られていて、色彩がとても美しいですよね。

稲花餅の読み方や由来は?

この稲花餅ですが、どんなふうに読むのか読み方が分からないという人もいるのではないでしょうか。稲花餅は「いがもち」と読みます。餅の上に乗っている黄色い米粒は良く実った稲穂をイメージしているそうです。

霊峰である蔵王山は昔から信仰の山として崇められていて、山伏修験者や白装束姿の参詣者などが家業繁栄と豊年満作五穀豊穣祈願に訪れました。その際、防腐効果が高い熊笹に包んだ重ね餅や稲穂などを蔵王権現にお供えしたならわしにあやかり、稲花餅が作られたそうです。

稲花餅の賞味期限や消費期限は?

稲花餅は米粉でできている純粋な餅であり、保存料不使用なのですぐに硬くなります。そのため賞味期限や消費期限は製造販売された当日中となっています。熊笹の防腐効果も手伝ってか多少は悪くなりにくくなっていますが、それでもぎりぎり翌日までには食べておきたいところです。

稲花餅の中には冷凍で販売されているものもありますが、この場合の賞味期限は要冷凍で3週間、解凍後2日以内となっています。いずれも稲花餅の製造元の表記に従って自己責任で食べるようにしてくださいね。

『稲花餅の里さんべ』に行ってみた

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ 店内

新しくオープンした『稲花餅の里さんべ』は、明るくおしゃれな空間のカフェになっています。カウンター席が背中合わせに配置されていて、お店の内側向きに4席ほど、窓際向きに4席ほどイスが並んでいました。稲花餅をお持ち帰り用に購入する場合は、入り口からすぐのレジで注文すればOK。

今回は窓際のカウンター席に座ったのですが、窓の外にはうっすらと雪が積もったテラス席が見えます。テーブルの上には可愛らしい雪だるまが。お天気の良い日はテラス席で稲花餅をいただくのもいいですね。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ テラス席

『稲花餅の里さんべ』は自宅兼店舗ということでこじんまりとしたお店ですが、その分アットホームで温かい雰囲気のあるカフェになっていましたよ。

『稲花餅の里さんべ』のメニュー

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ メニュー

出典:稲花餅の里さんべFacebook

『稲花餅の里さんべ』では稲花餅と一緒に飲み物をセットで注文することができます。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ メニュー

『稲花餅の里さんべ』のメニュー(カフェメニューの一例)

  • わがままセット(稲花餅とホットコーヒーorアイスコーヒーのセット) 550円
  • きままセット(稲花餅と抹茶のセット) 550円
  • みやまセット(稲花餅と山ぶどうジュースのセット) 650円
  • お子様セット(稲花餅とオレンジジュースorアップルジュースorメロンソーダのセット) 550円

稲花餅と飲み物のセットメニューのほかに、さまざまな飲み物やおしるこ・ぜんざい、ソフトクリームなどがあります。また、ランチタイムにはカレーやトーストなどのランチメニューも登場するようです。

お持ち帰り用の稲花餅は5枚入り、10枚入り、15枚入りという単位で販売されています。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ 稲花餅 持ち帰り

『稲花餅の里さんべ』のメニュー(お持ち帰り用の稲花餅)

  • 5枚入り(15個) 700円
  • 10枚入り(30個) 1,400円
  • 15枚入り(45個) 2,100円

初めて食べる人や人数分購入したい人用に1枚単位で購入できるようになればうれしいんですけどね。お試しで食べたいという人はカフェで食べていってくださいということなのでしょうか。

稲花餅を購入したい場合は電話で予約することができます。当日でも受け付け可能だということなので、確実に手に入れたい人は電話予約してから行くことをおすすめします。

スポンサーリンク

『稲花餅の里さんべ』で稲花餅を食べてみた

今回は稲花餅をお土産として購入するのではなく、カフェでいただくことにしました。こちらは稲花餅とホットコーヒーのセット、わがままセットです。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ わがままセット 稲花餅 ホットコーヒー

やや小ぶりのカップに熱々のコーヒーが注がれていて、お皿には稲花餅が1枚乗せられています。カップやお皿が雰囲気あって素敵です。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ 稲花餅

熊笹にちょこんと3つ並んだ稲花餅は、とてもツヤツヤとしていて透明感があり、中のこしあんがほんのり透けて見えます。鮮やかな黄色の米粒も形がしっかりしていて、明るい窓辺で見るとキラキラと光り輝くようです。

早速、稲花餅を口に入れてみると、ふわふわとした柔らかい食感にまず驚きました。これまでわたしが食べてきた稲花餅は、すべてお土産でいただいたものや持ち帰り用に購入したものばかりだったので、少し硬くなっていたんですね。そんな稲花餅がこんなに柔らかいなんて!製造元のお店で出来たてを食べると本当に美味しいということを実感しました。

おまけ

『稲花餅の里さんべ』では、おしるこやぜんざいをいただくこともできます。こちらはおしるこです。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ おしるこ

おしるこは熱々で、お餅が2切れ入っています。寒い日には芯から温まりますよ。添えられていたお漬物と交互にいただくと、甘さがより引き立ってとても美味しかったです。

蔵王温泉 稲花餅の里さんべ おしるこ

そのほか、店頭にソフトクリームの置物があるように、ソフトクリームも濃厚で美味しいらしいのでまた機会があったら食べに行きたいと思います。

『稲花餅の里さんべ』の営業時間やアクセス

『稲花餅の里さんべの営業時間やアクセスなど、店舗情報は以下になります。

『稲花餅の里さんべ』の店舗情報

  • 住所:〒990-2301 山形市蔵王温泉1221−2
  • 電話:023-694-9538
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:不定休
  • 座席:カウンター、テーブル(テラス席)
  • 個室:なし
  • イートインスペース:あり
  • お子様メニュー:お子様セットあり
  • テイクアウト:可能
  • 駐車場:あり
  • 支払い方法:現金
  • 予約:稲花餅は電話で予約可能、カフェ席の予約は不可
  • ホームページやSNSなど:FacebookTwitter

蔵王温泉に来たら稲花餅はマスト!元祖米粉スイーツとも言える稲花餅をぜひ味わってみてくださいね。

スポンサーリンク

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)