山形市『老舗西谷』のアップルパイが美味！スイーツ親方大乃国も絶賛のおすすめアップルパイをレビュー

アップルパイが美味しいお店は全国各地に数多ありますが、例にもれず山形市にもアップルパイが有名なお店があります。その名も『老舗西谷』です。店名に”老舗”とついていることからも何かただ者ではない印象をもちましたが、実はこちらのアップルパイがスイーツ親方の大乃国に絶賛されているそうなんです。今回は、スイーツ親方大乃国もおすすめしているアップルパイをレビューしたいと思います！

『老舗西谷』ってどんなお店？

『老舗西谷』は山形市役所のすぐ西側にある和洋菓子店で、店舗の横に連なる大きな蔵が特徴のお店です。1855年、安政2年に創業したお店で、”老舗”とつくだけあって長い歴史のある和洋菓子店なんです。

山形では安政時代から梅を使ったお菓子が受け継がれていて、こちら『老舗西谷』でも「梅もなか」や「梅羊羹」、「のし梅」などが販売されています。これらの和菓子に加えて、『老舗西谷』ではロールケーキやシュークリーム、プリンなどの洋菓子も取り揃えていますよ。

なかでもおすすめなのがアップルパイです。一度食べてハマってしまい、定期的に訪れる常連さんもいるほか、『老舗西谷』のアップルパイを目当てに遠方から訪れるお客さんもいるんだそう。

遠方から訪れるお客さんがいるのにはわけがあって、どうやらこちらの本『第62代横綱大乃国の全国スイーツ巡業 II 』に『老舗西谷』のアップルパイが掲載されているからなんです。

第62代横綱大乃国の全国スイーツ巡業 II

全国津々浦々を巡り歩いて出会った美味しいスイーツを、スイーツ親方として知られる大乃国が紹介しているのですから、それは遠くまで足を運びたくもなるでしょう。

『老舗西谷』に行ってみた

道路拡張工事に伴って改装された店舗は、清潔感があってどこか”老舗”の風格が漂います。入り口から入って右手にはこじんまりとした休憩スペースがあり、ちょっと腰を掛けるのにも便利。

ショーケースの左側はおもに和菓子、右側に洋菓子が置かれています。目当てのアップルパイはどこだろうと洋菓子のショーケースをのぞきましたがありません。アップルパイは『老舗西谷』の売れ筋商品なので、ショーケース上のレジ横に置かれていました。

シュークリームやプリンなども気になるところですが、今回はそれら以上に気になるアップルパイのみ購入です。

『老舗西谷』のアップルパイとは

『老舗西谷』のアップルパイには、店主の西谷さんが厳選した契約農家の紅玉りんごが使用されています。山形県産のりんごにこだわり、それらをひとつひとつ手作業で皮むきし、細かくカット。じっくりと時間をかけて丁寧に煮込み、とろとろのフィリングに仕上げているそうです。これらの工程がすべて手作業で行われているというのですから驚きですよね。

材料はいたってシンプルで、小麦粉、りんご（山形県産）、バター、マーガリン、全卵、砂糖、食塩、乳化剤、カロチン、香料となっています。手作り感を感じられる素材で好感がもてますね。

『老舗西谷』のアップルパイを食べてみた

山形県産のりんごが贅沢に使用されている『老舗西谷』のアップルパイ、その日のうちにいただいてみました。

1個220円ですが、値段のわりにアップルパイ自体の大きさがやや小ぶりな印象で、パッケージもごくシンプルなもの。それだけ中身にこだわって作られたアップルパイだということの表れかもしれません。

実際に食べてみると、一口目は繊細に折り重なったサクサクのパイ生地がまず美味しい！二口目でりんごのフィリングに到達しました。中身のりんごフィリングは甘すぎず、しっかり紅玉りんごの甘酸っぱさが活きています。とろとろとした食感で柔らかいので、サクサクのパイ生地になじんで一体感も感じられる一品。大量生産では作り出せないような優しい味わいで美味しかったです。