山形のソウルフードであり、B級ご当地グルメとされている「冷たい肉そば」。その発祥は河北町だと言われていますが、山形市にも老舗の人気蕎麦屋さんがあります。『山形一寸亭（やまがたちょっとてい）』です。その『山形一寸亭』で、看板メニューである肉そばがテイクアウトできるようになったということで、今回電話注文してお持ち帰りすることにしました。果たしてお店の味がどこまで再現されているのでしょうか？

『山形一寸亭』ってどんなお店？

『山形一寸亭』は、昭和33年に創業したお店で、熟練したそば打ちの技術とこだわりのある素材が自慢の蕎麦屋さんです。

『山形一寸亭』で提供されるすべてのメニューの味を握っているのが天然の井戸水。地下60mから汲み上げられた水は、蔵王山系の清水が長い歳月をかけて湧き出したもので、滋味にあふれているのが特徴です。また、『山形一寸亭』で使用されているそば粉は山形県産「でわかおり」で、地産地消にこだわった素材選びがされています。山形の風土が感じられるような素材を使って打たれた麺は、少し細めでのどごしが良く、上品な見た目に仕上がっているとのこと。

そば自体の美味しさはもちろん、真心の込もったおもてなしをモットーにしていることから、山形県内だけでなく県外からのお客さんにも人気が高いお店です。

『山形一寸亭』のテイクアウトメニュー

『山形一寸亭』でテイクアウトできるメニューは以下になります。テイクアウトメニューはお持ち帰りのみで、出前は行っていないので注意してくださいね。

電話で予約しておけば、それほど待たずにお持ち帰りできますよ。

『山形一寸亭』の冷たい肉そばをテイクアウトして食べてみた

今回『山形一寸亭』でテイクアウトしたのは看板メニューである冷たい肉そばです。事前に電話で予約注文してから受け取りに行きました。予約しておけばほとんど待ち時間なく受け取ることができます。もちろん予約なしでもテイクアウトすることができ、その場合は5分ほど待つことになるようです。

テイクアウトの冷たい肉そばは、そばとスープが別になっていて、そばの上にはあらかじめ親鶏の鶏肉とネギが乗せられています。

スープは『山形一寸亭』の特製品で、おそらく通販で使われている鶏肉用の袋なのでしょう、このような形で提供されます。この袋の中には鶏肉は入っていません。

別添えのスープをそばにかけるだけで、あっという間に『山形一寸亭』の冷たい肉そばが完成！器こそテイクアウト用の簡易どんぶりですが、中身の見た目はお店で出される冷たい肉そばそのものです。

お店直前まで冷やされていたスープはとても冷たく、鶏油の風味が感じられる『山形一寸亭』の味わいです。やや固まっているそばにスープを絡ませるようにしながらほぐしていきます。

そばは保存料なしということもあって、つるつると滑り良く口に運ぶことはできませんが、そこはスープがかけられていない状態で販売しているテイクアウト商品なので当然と言えば当然でしょう。スープの美味しさは間違いなく『山形一寸亭』ならではの美味しさです。コリコリとした食感の親鶏の鶏肉も歯ごたえがあり、そばの美味しさをより引き立ててくれます。自宅でここまでのクオリティの冷たい肉そばが食べられるなんてうれしい！

おまけ

『山形一寸亭』はオンラインショップも運営していて、ネット通販で商品を購入することができます。看板商品である肉そばはもちろん、肉中華やもりそばも注文可能です。

『山形一寸亭』の営業時間やアクセス

『山形一寸亭』の営業時間やアクセスなど、店舗情報は以下になります。

山形市で美味しい肉そばが食べられる蕎麦屋さんと言ったら必ず名前が出る『山形一寸亭』。看板メニューでもある肉そばを、店内だけでなくテイクアウトして自宅でも楽しんでみてくださいね！