【東黒森山】県民の森にある東黒森山&大沼周回コース

GWに入って2座目の山は、県民の森にある東黒森山
大沼の周りをぐるっと周回するコースで散策してきました。

登山道はよく整備されていて歩きやすく、沼を眺めながらの散策は「気持ちいい!」の一言に尽きます!
かつて山頂には展望台があったようですが、今はその下の小屋しか残っておらず、ちょっと残念・・・
ですが、展望は360度、眼下には点在している湖沼群が見え、今までにはない眺めを楽しむことができました。

東黒森山とは

山形市の西に位置する東黒森山は、県民の森として親しまれている山です。
県民の森一帯は、車道、歩道ともによく整備されていて、自然と触れ合うことができる市民の憩いの場となっています。

東黒森山のふもとには、大沼、曲沼、苔沼、荒沼など、たくさんの湖沼が点在していて、ボートで釣りを楽しむ人も多く見られます。
そのほか、フィールドアスレチックやキャンプなど、家族連れで一日中楽しめるアクティビティが多数。
中央広場には見て学べる森林学習展示館があるので、大沼の岸辺を散策するついでに立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。

出典:やまがた山

標高 766m
歩行時間 片道:30分
登山適期 5月~11月
グレーディング 体力度:1/技術的難易度:A(東線~西線コース周回の場合)
チェックポイント 大沼/大沼神社/みこくぼ沼/家族広場/井守沼/井守沼広場/中央広場/森林学習展示館/里の名水・山形百選“亀ノ子”

東黒森山の登山コース

東黒森山の登山コース

①東線コース 片道:30分
②西線コース 片道:30分

①の東線コースは、東から西へと半時計回りに登る登山コース。
家族広場の駐車場に車を停めることができます。
②の西線コースに比べて急登が多いのが特徴です。

②の西線コースの駐車場も、①の東線コースと同じく家族広場の駐車場になります。
西から東へと時計回りに登る登山コースで、急登は数か所程度、全体的に緩やかな傾斜なので、周回する場合は登りを西線コース、下りを東線コースにするのがおすすめ。

中央広場駐車場~西線コース登山口

中央広場の駐車場に車を停めて、いざ東黒森山登山に出発!
大沼のほとりでは釣り人たちが釣り糸を垂らしていました。

駐車場を出発してしばらくは、大沼の淵に沿って車道を歩いていきます。

途中で県民の森全体の案内図を発見。
青く塗られている部分が湖沼です。
県民の森には大小さまざまな湖沼が点在していますね。

“冒険の森”と書かれた案内標識が設置されている分岐。
後から分かったのですが、ここには“冒険の森山”という名前の山があったんです。
標高596mで、YAMAPの登頂記録にもしっかりカウントされていましたよ。

舗装道路はもう少し続き・・・

駐車場から歩いて20分、ようやく東黒森山の西線コース登山口に着きました。

序盤は、木漏れ日が差し込む明るい杉林。

杉林を過ぎると、ナラの木を中心とした雑木林になります。
新緑のキレイな時期にはまだ少し早くちょっと寂しい感じがしますが、お天気が良くて気持ちいい!

登山道はよく整備されていてとても歩きやすく、左側が開けているので景色を眺めながら登ることができます。

東黒森山山頂

最後のほうはジグザグの急坂になりますが、それを登り切ったら尾根道に。
そして、標高766mちょうどの東黒森山山頂に到着です!

山頂は広く平坦になっているので、山ごはんを楽しむのにもおすすめ。

東黒森山の山頂には三角点が2つありました。
恒例の三角点タッチ、どちらにしようかな?笑

山頂には小屋があり、この小屋の上にはかつて立派な展望台があったといいます。
老朽化が理由でしょうか、展望台は土台だけを残して撤去されていました。

登山ガイドブック『山形県の山』によると360度のパノラマが楽しめるということだったので、展望台からの景色を楽しみにしていたのですが、まさかなくなっていたなんて!

小屋の中をちょっとのぞいてみました。

こちらは山頂からの景色。
樹々の向こうに月山の大きな山塊が見えますが、葉が生い茂ってきたら見えなくなってしまうでしょうね。
展望台がなくなってしまったのは本当に残念です。

方向を変えて眼下に目を向けると、湖沼が見えます。

東線コース下山

山頂でおやつを食べたら、ぼちぼち下山です。
登ってきた西線コースではなく、東線コースを下っていきます。

可愛らしいキノコを発見!
踏まないように気をつけながら、階段状の登山道を下ります。

ちらほらと咲き出したハクモクレンの花。

やっぱり下りはあっという間!
カラマツ林を過ぎて間もなく、東線コースの登山口に到着しました。

家族広場

今回は中央広場の駐車場に車を停めてスタートしましたが、東黒森山の登山だけが目的ならこちらの家族広場に駐車するほうがいいですね。

家族広場には2階建ての休憩所があります。

2階は展望台のような造りになっていて、中央には家族広場の案内図、その奥にベンチが置かれています。

休憩所2階からの景色はこんな感じ。
広場の奥に見えるのは、鯉などの養魚が行われている“みこくぼ沼”です。
大沼では釣りができますが、こちらのみこくぼ沼では禁止になっています。

広場では桜が咲き始めていました。

↓ショウジョウバカマ

大沼

家族広場を後にし、大沼の周りをぐるっと囲んでいる舗装道路に出ました。

大沼を挟んで向こう側に、車を停めた中央広場への入り口が見えます。
距離にするとゴールは目前なのに、大沼の淵に沿ってぐるりと周っていかなければならないので、道のりはまだまだ遠いですね・・・

中央広場へ向かう沼道の分岐がこちら。
通り過ぎないように気をつけましょう。

舗装道路から再びこのような道に逆戻り。

大沼にどっしりと影を落としているのは、ついさっきまで歩いていた東黒森山。
あの山のてっぺんにいたなんて、本当に信じられない!
山登りでは、このような不思議な感覚に陥る場面がたくさんあるんですよね~

大沼の周りを散策しながら、ようやく大沼神社の鳥居まで来ました。

東黒森山と鳥居のツーショット!
何とも絵になる風景ですね。

おまけ①県民の森オープニングイベント

4月29日のこの日は、昭和天皇の誕生日。
現在は“昭和の日”として祝日になっていますが、もともとは“みどりの日”でした。
そして毎年、県民の森の開園日としてオープニングイベントが開催されています。

イベント会場では、大曽根餅つき保存会の方による出前餅つきが行われているところで、振る舞い餅を食べようとたくさんの人たちが長蛇の列をなしていました。

おまけ②『いではCOCCO』

下山後は、『いではCOCCO』さんで卵かけごはん(200円)をいただいて帰りました。
珍しい白い卵!

山行記録まとめ

活動時期
2019/04/29(月)09:24~12:07

軌跡・時間・距離

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