【北山】サクッと登れる山形百名山、北山のさくら祭りへ

本日1座目は、村山市の西部に位置する山形百名山、北山
北山さくら祭り“というイベントがあるということで、お花見とハイキングを兼ねて行ってきました。

今回は、サクッと登れる山形百名山、北山でのハイキングの様子をお伝えします。

北山とは

村山市の西部、大久保地区にある北山は、かつて桑畑やスキー場として利用されていた里山です。
時代の流れとともに荒廃していきましたが、その北山に転機が訪れたのは2004年のこと。
大久保地区の住民総出で下草刈りが行われ、ソメイヨシノやシダレザクラなど600本の桜が植樹されました。
毎年4月下旬には、“北山さくらまつり”が開催されます。

出典:やまがた山

標高 188m
歩行時間 片道:8~20分
登山適期 4月~6月
グレーディング 体力度:1/技術的難易度:A
チェックポイント 600本の桜(4月末)/ニッコウキスゲの群生(5月末)/あづま屋

桜のほかにも登山道の両脇にはスイセン、頂上の手前付近にはニッコウキスゲの群生を見ることができます。
北山は桜をはじめとする花の山として再生したといえるでしょう。

北山の登山コース

北山の登山コース

①ゆっくり、のんびり散歩コース 片道:20分
②ちょっと道は急だけどあずま屋までの近道コース 片道:8分

①“ゆっくり、のんびり散歩コースの登り”は、つづら折りのジグザグコースで緩やかな傾斜。
4月末、桜の開花時期には桜の木の合間を縫いながら頂上まで登ることができます。
頂上手前の付近にはニッコウキスゲの群生があり、見頃は5月末。
山頂にあるあづま屋は大久保地区住民の手作りで、しあわせの鐘が設置されています。
山頂からの眺めは良く、村山市内や東根市内を見下ろすことができます。

②“ちょっと道は急だけどあずま屋までの近道コース”は、①コースと比べると急傾斜になり、短時間で頂上まで登ることができる登山コースです。
道の両脇にはスイセンが植えられていて、春を感じながら軽いトレッキングを楽しむことができます。

北山さくら公園

今日4月21日は“北山さくらまつり”。
山形百名山のひとつでもある北山に登るのなら、ついでにお祭りも楽しんでしまおう!ということで、この日に狙いを定めてやってきました。

村山市勤労青少年ホームの駐車場に車を停めると、まず目に入ってきたのがこちらの大きな散策マップ。

せっかくなので、桜をゆっくり眺めながら登ることができる片道20分の散歩コースを選びました。

北山さくらまつり会場では、村山市のゆるキャラ「ムララ」とのじゃんけん大会が終わったところ。

お祭りのイベントも一通り終わったところでしょうか。
来る途中、団子などを買いにお店に寄ってきたので、イベントには一足遅かったようです。

北山登山道入り口~北山山頂

北山の登山口はこちら。

標高188mという表記に驚いてしまう方もいるかもしれませんが、北山はまさに低山中の低山。
ですが、標高の低さをバカにしてはいけませんよ?
山形百名山に選ばれたということは、それ相応の魅力があるからなんです。

 

北山の魅力は何と言っても600本あまりの桜!
荒廃した北山をなんとか再生させようと、大久保地区の住民が総出で植樹したものです。

北山の登山道はまさに桜並木の道。
道の両脇にはスイセンが植えられています。

下に見えるのは北山さくらまつりの会場。

桜は満開までもう一息という感じ。

散歩コースとして整備された登山道は道幅もあり歩きやすく、登山道と呼ぶにはもったいないほど。

道の両脇に植えられたスイセンの花と、山全体に植樹された桜の木を眺めながら進んでいくと、あっという間に鐘のある山頂に到着!
スイセンがもっと分球して花数が増え、桜の木がもっと大きくなったら、さぞかし素晴らしい景観になることだろうと思います。

北山山頂

北山の山頂でひときわ目を引くのが、こちらの可愛らしいあづま屋。
なんとこちらのあづま屋も、大久保地区住民の方が手作りしたんだそう。

あづま屋の中には、“しあわせの鐘”と名付けられた鐘が設置されています。
山頂を訪れた人のほとんどがこちらの鐘を鳴らしていました。

そしてこれが北山山頂からの眺め。
標高は188mと低いですが、周囲に眺望をさえぎるようなものが一切ないので、村山市内から東根市内を広く見渡すことができます。
鳴らしたしあわせの鐘の音は、どのあたりまで響いたでしょうか。

あづま屋には切り株状の椅子が設置されているので、そこに腰を下ろして恒例のお団子ターイム!
花より団子とはまさにこのことですね笑

お祭り中ということもあってか、山頂には次から次へと遊覧車に乗った人たちが到着します。
あづま屋を独占し続けるのも悪いので、サッサとお団子を食べて退散。

下りはやや傾斜のある別コースを選択しました。

と言っても、こちらのコースも一般的な登山道のイメージとは全く違って安心安全そのもの。
途中、お祭り限定の遊覧車に後を追われるようにして、あっという間に下山です。

山形百名山の北山は、ゆっくり周回しても1時間もかからないお手軽な山でした。
地元の人たちに愛されているのが伝わってくる山ですね!

山行記録まとめ

活動時期
2019/04/21(日)12:08~13:21

軌跡・時間・距離

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