一時は閉館の危機にまで陥った加茂水族館。
それを救ったのは、今では加茂水族館の代名詞ともなっている「クラゲ」です。
加茂水族館は、クラゲの展示に特化した水族館として全国的に有名になり、今では来館者数が500万人を突破(2024年12月時点)するほどの人気ぶり!
クラゲをじっくりまったり見たい人にとっては、人気ゆえにつきまとう混雑が気になるところですが、効率よく回ればクラゲだけでなく、アシカショーやウミネコの餌付けまで満喫することができます。
この記事では、加茂水族館の見どころや所要時間について紹介。
加茂水族館に何度も訪れているわたしがおすすめするプランをお伝えしたいと思います!
加茂水族館の主な見どころ
世界最大級のクラゲ展示「クラネタリウム」

加茂水族館の目玉ともいえるのが、世界最大級のクラゲ展示「クラネタリウム」です。
この展示は「クラゲドリーム館」の異名を持つ加茂水族館ならではの内容で、約80種類ものクラゲが常時展示されています。
特に、直径5メートルの巨大な水槽「クラゲドリームシアター」では、約1万匹のミズクラゲが幻想的に泳ぐ姿を楽しむことができます。

青い照明に照らされたクラゲの動きは、まるで宇宙空間を思わせる美しさ!
「クラゲドリームシアター」付近は、静かで癒される空間が暗黙の了解で維持されています。
「クラネタリウム」全体をゆったり回るなら、所要時間は約30分~1時間ほどとることをおすすめします。
クラゲの不思議を解説「クラゲのおはなし」

加茂水族館スタッフがクラゲの生態や特徴を解説してくれる「クラゲのおはなし」では、成長の仕方やエサの食べ方など、クラゲの不思議について話を聞くことができます。
実物のクラゲやモニターを観ながら、子どもから大人まで楽しく学べる人気のコーナーです。
特に家族連れや教育目的で訪れる場合には、このコーナーは見逃せません。
所要時間は約15~20分ほど。
子どもたちにとって記憶に残る体験となるでしょう。
触れて学べる体験コーナー

加茂水族館では、観るだけでなく触れて学べる体験コーナーも充実しています。
タッチプールではナマコやヒトデに触れることができ、海の生き物を身近に感じる機会が提供されています。
小さい子どもたちに人気のコーナーです。
アシカのショー「ひれあしの時間」

加茂水族館で人気のイベントのひとつが、アシカによるショー「ひれあしの時間」です。
アシカショーでは、アシカたちがコミカルな動きやジャンプ、輪投げキャッチなどのパフォーマンスを披露します。

見どころは、アシカたちとトレーナーの息の合ったパフォーマンスで、観客と一緒に楽しむことができるインタラクティブな要素も含まれています。
ショーの所要時間は約20~30分で、特に子どもたちに大人気。
加茂水族館では外せない見どころとして、プランにぜひ組み込むことをおすすめします。
ウミネコの餌付け体験

加茂水族館ならではのユニークなアクティビティとして、ウミネコの餌付け体験があります。
館内の屋外エリアで行われるこの体験では、ウミネコたちが飛び交うなかで実際に餌を与えることが可能です。
その迫力ある群れの光景と、ウミネコを間近で観察できる体験は忘れられない思い出になることでしょう。
ウミネコの餌付け体験は、自然との触れ合いを楽しみたい方や写真撮影が好きな方にも特におすすめです。
ウミネコの餌付け所要時間は待ち時間も含めて約10分程度ですが、絶景の日本海を背景に楽しめる点も魅力的です。
バックヤードツアー
最後は有料(1人500円で小学生以上)にはなりますが、クラゲ展示の裏側を見学できるバックヤードツアーが体験可能です。
クラゲ展示室の裏側に入ることができ、加茂水族館スタッフによるツアーガイドを受けることができます。
クラゲ好きな方や加茂水族館ファンにとってはとても貴重な体験になること間違いなしです。
加茂水族館の混雑を避けて見どころを満喫するおすすめプラン
加茂水族館のタイムスケジュールを確認
加茂水族館の見どころとして紹介した「クラゲのおはなし」やアシカショー「ひれあしの時間」は、日にそれぞれ3回ずつ行われています。
これらのタイムスケジュールは「通常期間(3月~11月)」と「冬期間(12月~2月)」び2パターンあるので、来館する時期のタイムスケジュールをあらかじめ確認しておきましょう。
通常期間(3月~11月) | 冬期間(12月~2月) |
---|---|
10:00 ひれあしの時間 | 10:00 ひれあしの時間 |
10:30 バックヤードツアー(有料) | 10:30 バックヤードツアー(有料) |
11:00 クラゲのおはなし | 11:00 クラゲのおはなし |
12:00 ひれあしの時間 | – |
12:30 バックヤードツアー(有料) | – |
13:00 クラゲのおはなし | – |
14:00 ひれあしの時間 | 14:00 ひれあしの時間 |
14:30 バックヤードツアー(有料) | 14:30 バックヤードツアー(有料) |
15:00 クラゲのおはなし | 15:00 クラゲのおはなし |
加茂水族館の館内を把握しておくのがおすすめ
加茂水族館は、2階建ての比較的コンパクトな水族館です。
展示室の入り口から、淡水魚コーナー、海水魚コーナーと続き、突き当たりにタッチプールのあるキッズコーナーがあります。
キッズコーナーの手前から右に曲がると、加茂水族館メインのクラゲが多数展示されているクラネタリウムになります。

キッズコーナーからテラスに出て階段を下りると、アシカショーのステージが見えてきます。
アシカショーのステージを正面に見て右手に進むと、アザラシプールがあり、突き当たりの階段を上るとウミネコの餌付け場に行くことができます。

加茂水族館の所要時間は?
加茂水族館の館内はそれほど広くはないので、混雑にはまることなく見て回ることができれば、所要時間は1時間ほど。
ですが、加茂水族館の人気ショーであるアシカショーを観覧したり、ウミネコの餌付けも体験する場合は、所要時間はプラス1時間、合計2時間ほどになるでしょう。
これに加えて、レストラン『沖海月』での食事やお土産の購入時間を含めると、所要時間は約3時間をみておけば十分だと思います。
加茂水族館を効率的に回るには?
上記の所要時間は、加茂水族館が混雑していない場合の試算。
土日祝日や大型連休時には、駐車場からチケット売り場、館内の至るところが混雑するので、クラゲをじっくり見たい場合はちょっとした工夫が必要です。
まず、予備知識として、加茂水族館の混雑状況をこちらで確認しておきましょう。
参考記事にもあるように、加茂水族館が最も混雑する時間帯は11:00~12:00の間。

そのため、この時間帯を避けて入館するのが混雑を避けるコツになります。
グラフを見ても分かるように、午後は比較的空いていることが多いです。
昼食は加茂水族館の周辺で済ませ、午後一番に入館。
まもなくアシカショー「ひれあしの時間」(14:00~)が始まるので、淡水魚コーナー、海水魚コーナー、タッチプールを回り、テラスからアシカショーへ。

アシカショーが終わり次第、ウミネコの餌付け場へ移動し、餌付け体験。

アザラシプールを見た後、2階への階段を上り、展示室出口から再び展示室入口へ。
「クラゲのおはなし」(15:00~)までの時間、淡水魚コーナーや海水魚コーナー、タッチプールなどを楽しみます。

そして、いよいよクラネタリウムへ。

「クラゲのおはなし」が行われるクラゲ解説コーナーまでの間、クラゲの水槽をひとつひとつじっくり鑑賞することができます。
混雑を避けるため午後からの入館にしたことで、アシカショーからクラネタリウムまでの間がやや慌ただしくはなってしまいますが、催し物さえ消化できればあとは閉館時間まで好きなところを行ったり来たりできるので大丈夫です。
何度も周回できるのがコンパクトな水族館のメリットですね。
クラゲ解説コーナーの先にあるクラゲドリームシアター前にはベンチも設置されているので、クラゲの大水槽を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめ。

「クラゲのおはなし」の時間に合わせてクラゲ解説コーナーのあたりに戻るようにすれば、クラゲを実際に触らせてもらう体験の列に早く並ぶことができますよ。
『加茂水族館』への訪問ガイド
加茂水族館の開館時間やアクセスなど、施設情報をまとめました。
加茂水族館を訪れる際に参考にしてみてください。
住所 | 〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1 |
電話番号 | 0235-33-3036 |
開館時間 | 9:00~17:00(最終入館16:00) |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | あり |
公式サイトやSNSなど | 加茂水族館公式サイト 加茂水族館Facebook 加茂水族館X 加茂水族館Instagram |
まとめ
以上、加茂水族館の所要時間や、加茂水族館を効率的に回るおすすめするプランをお伝えしました。
クラゲだけではなく、アシカショーやウミネコの餌付けも満喫できるといいですね!
最後におまけ情報をひとつ。
加茂水族館の周辺は、目の前に広がる日本海の美しい景色が大きな魅力です。
とりわけ加茂海岸からの夕日の美しさは全国的にも有名で、日本海に沈む夕日の絶景は圧巻!
加茂水族館のすぐ近くには『荒崎灯台』という夕日を眺めるのに最高の場所があるので、ぜひ訪れてみてください。
加茂水族館の思い出とともに、山形県鶴岡市での美しい思い出として深く心に刻まれると思いますよ。
コメント
[…] 山形県にある水族館と言えば「クラゲで有名な加茂水族館!」と即答できる人は多いと思いますが、「山形県にある動物園は?」と聞かれて答えられる人はそれほど多くはないのではな […]