【三吉山・上山葉山】三吉山から上山葉山まで!岩海の光景に感動!

岩石が堆積した“岩海”という光景が見られるということで、上山市の三吉山に行ってきました。
今回は、三吉山からさらに30分ほど足を延ばした場所にある上山葉山までの山行記録です。

三吉山とは

三吉山は、上山市街地から望むことができる山で、山形百名山のひとつに選定されている山です。

出典:やまがた山

三吉山山頂には、秋田県大平山にある三吉神社から分霊を受けた三吉神社があり、毎年5月3日にお祭りが行われます。
三吉神社の裏からは山形盆地や上山市街地、朝日連邦や飯豊連峰、月山が望め、おすすめの絶景スポットとなっています。

標高 574m
日程 日帰り
登山適期 4月下旬~11月上旬
チェックポイント 熊野神社/ニッコウキスゲ/岩海/不動尊/三吉神社/展望

上山葉山とは

葉山は、山形県内に三山あります。
村山の葉山と、長井の葉山、そして今回ご紹介する上山の葉山です。
このブログでは、他の葉山と区別するために上山葉山と呼ぶことにしますね。

三山ある葉山の中でも上山葉山はあまり知られていないようで、山形百名山にも選定されていません。
ですが、上山葉山山頂にも葉山神社が祀られていて、三吉山同様、古くから地元の人々の信仰を集めている里山なんだそう。

標高 687m
日程 日帰り
登山適期 4月下旬~11月上旬
チェックポイント 葉山神社/展望

三吉山・上山葉山の登山コース

山形百名山についての情報サイト『やまがた山』には、三吉山までの登山コースが紹介されています。

三吉山の登山コース

三吉山登山コース 片道:1時間 レベル:初級

三吉山登山コースは、上山市が取り組んでいる“クアオルト健康ウォーキング”のコースにもなっている初心者向けのコース。
分岐に設置されている道案内に従って整備された登山道を進んでいくと、岩石が堆積した“岩海(がんかい)”と呼ばれる光景を目にすることができます。
三吉山山頂からは上山市街地を見渡すことができ、そこからさらに上山葉山への縦走も可能。
雑木林の中を歩く、里山ならではの静かな山行を楽しむことができます。

三吉山・上山葉山登山の駐車場と登山口

国道13号から金生地区へ入り、“三吉山クアオルトウォーキング”の看板に従って曲がりくねった道路を進むと、来訪者専用駐車場があります。

20台分のスペースがある駐車場にはバイオトイレも設置されているので、ここで準備を万全にして山登りスタート!
登山口の近くに設置されている登山案内図を見ると、『やまがた山』で紹介されている登山コースのほかにもルートがいくつかあるようですね。

本来の登山口はこの地点よりも下のほうにある赤い鳥居のようですが、今回は石の鳥居がある登山口から登り始めることにします。

三吉山・上山葉山登山口~岩海

市指定のウォーキングコースにもなっているだけあって、登山道はきちんと整備されていてとても歩きやすい印象。

三吉山の登山口には熊野神社があり、毎年初夏には約12万株のニッコウキスゲが見頃になります。
宮守でもあり土地の所有者でもある五十嵐さん夫妻が、自生していた約30株から少しずつ増やしていったんだとか。
登山口からすぐの場所にはこのような石碑もあり、夫婦愛を感じられるなんともロマンチックな神社です。

しばらく、このような整備されているウォーキングコースが続き・・・

途中、コンクリートの道も。
奥には登山コースの案内標識が見えます。

古い案内標識と新しい案内標識、新旧のコラボ。
三吉山山頂には三吉神社があるので、“登山コース=参道”になるわけですね!

上の案内標識は左の方向を指していますが、右にも道が続いています。

案内標識に従って参道を登っていくことにします。

すると、間もなく目に飛び込んできたのは・・・
“ナマケモノ”!?

なんだかジャングルに迷い込んだかのよう。
こういう自然のサプライズ、好きです。

さて、三吉山山頂まであと880mの分岐に来ました。

ここから左に進んで見晴らし台を経由していく登山コースもありますが、今回はまっすぐ参道を進んで三吉山へ直登します!

“不動尊”と書かれた案内標識に従って歩いていくと、祠のある水場に到着。

三吉山に2つある水場のひとつがこちらになります。

水場にはベンチも設置されているので、休憩場所として絶好のポイント!

水場を抜けるとこのような案内標識が。

これまで“三吉山(参道)”と書かれてあった文言が、“三吉山(歩道)”と変わっていることにちょっとした疑問を感じながらもこのまま歩き進めて行きます。

ところどころ紅葉している樹々が見られ、その美しさに思わず足が止まります。

紅葉しかかっている葉っぱを見つけました。
こんな風に葉先からじわじわと色づいていくんですね!

気持ちの良い雑木林の中を少し行くと、案内標識のない分岐に出ました。

このまままっすぐ進むか・・・

左に曲がるか・・・

ここまで親切丁寧に設置されていた案内標識が、なぜかこの分岐にはなく、とりあえずまっすぐ進んでみることに。
まっすぐ続いている道を選んだ理由は簡単。
ずばり、登りだったから!
左に曲がる道は下りだったので、山頂に向かう道としては明らかに違和感があったんです。

ですが、選んだ道は途中から道幅が狭まり、整備も十分にされていないような感じになっていくので、だんだん不安のほうが大きくなっていき・・・
再び分岐に戻ってもう一方の道を進むと、案内標識がありました!

やっぱり分岐にはきちんとした案内標識がほしいものですね。
このルートで間違いない!という安心感が、山登り初心者にとっては何よりも重要なのです。

さて、自信を取り戻して再スタート!
しばらくはこのような雑木林が続きます。

まるで人工的にきのこの菌打ちをしたかのような原木が登山道にゴロン。
これ、天然ですよね?

三吉山山頂まであと500m。
平地の500mはあっという間に感じますが、登山道の500mは・・・

ちょっとしたぬかるみが先のほうに見えます。
三吉山2つめの水場が近そうです。

とうもろこしのような実の付き方をする、“マムシグサ”。
一見すると可愛らしいですが、毒性があるので要注意です。

2つめの水場に到着!
最初の水場と同じようにベンチが設置されているので、休憩に最適です。
ただ、足元の石が滑りやすいのでご注意を。

この周辺は伐採が見られ、明るい雑木林になっています。
至るところ、きのこがもりもり!

緑のトンネルに吸い込まれるように登っていくと・・・

“山頂まで300m”という案内標識を発見。

このあたりから、何やら登山道の様相が変わってきました。
黒っぽい石がゴロゴロしています。
分県登山ガイド『山形県の山』で紹介されていた“岩海”が近くなってきたのかもしれません。

岩海~三吉山山頂

やや急な坂を登っていくと、案の定、岩石が一面に広がる岩海に出ました!
岩海は、氷河期の名残りとされる珍しい光景なんだそう。

開けた急斜面に岩石がぎっしり敷き詰められている光景は何とも言えない迫力!
まさに岩の海です!!
荒れ狂った波がうねりを伴っているようにも見えます。

傾斜が急なところだと、こんな感じ。
岩石が雨で濡れているときなどは、ちょっとしたスリルを味わえそうな急斜面です。

あまりの衝撃にしばらく足が止まってしまいましたが、この光景に慣れてきた頃にふと思ったのが、「歩きにくそう・・・」ということ。
ですが、この岩海にもしっかりと道筋がつけられているので、思ったよりは歩きやすい!
もちろん、岩石自体は固定されているわけではないので、足を乗せる度にグラグラ揺れたり動いたりします。

岩海には動植物は生息できないと言われていますが、周辺にはハルニレやウリハダカエデなどの高木が茂っていて、秋には色鮮やかな紅葉が見られるのもポイント。
眼下には紅葉した樹々、さらに向こうには上山市街地が一望できるという、素晴らしい展望です。

岩海を過ぎれば、三吉山山頂までもう一息!

つづら折りに登っていくと、三吉神社のある三吉山山頂に到着です。

頂上には梵鐘やたくさんの石仏があり、人々の信仰の篤さや歴史をうかがい知ることができます。

三吉山山頂からは上山市街地を見渡すことができ、朝日連峰や飯豊連峰、月山など、対峙する西山の美しい山並みを眺めることができます。
とくに三吉山神社の裏が絶景スポットとなっているとのこと。
下山後にその情報を知ったので後の祭りですが、それでも十分な眺望を味わうことができました。

三吉山山頂でひと休みしたら、上山葉山へと出発です。

三吉山山頂~上山葉山山頂

先ほどの案内標識によると、三吉山から上山葉山までの距離は1,300m。
30分ほど足を延ばせば到着する見込みです。
しばらくは起伏のない尾根道を歩いていきます。

ときにはカモシカに出会うこともあるという尾根道。
さまざまな植物が色とりどりに色づいていて、その美しさに自然と足取りも軽快になります。
比較的平坦で歩きやすい登山道が続きますが、しばらく行くとロープが設けられている急登に差し掛かりました。

ロープを使って登るのは初めてだったので、どのくらいロープに体重をかけていいのか、そもそもこのロープにどの程度頼ってもいいのか、不安を抱えたまま手探り状態で登っていきました。

登ってきた急な坂を振り返ってみます。
急登を登っている最中に、後ろを振り返って自分の頑張りを確認したくなるのはわたしだけでしょうか?

上山葉山山頂まで、約300mという地点まで来ました。
何度も言うようですが、山では残り数百メートルがとても長く感じられるんですよね・・・

少し薄暗い雑木林の中をどんどん進んで、最後の急登を登りきると、上山葉山山頂に到着!
山頂手前に偽ピークがあって、ほんの一瞬だけぬか喜びしてしまいましたが、今度は山頂標識がちゃんと設置されているので正真正銘の頂上です。

上山葉山山頂には葉山神社が祀られていて、蔵王連峰をはじめ、朝日連峰や月山を望むことができ・・・るということですが・・・
うっそうと茂る樹々に隠れて、展望はそれほど良いとは言えませんでした。

毎度のように限られた時間の中での山行なので、バタバタとお昼ご飯を食べて下山です。

上山葉山山頂~下山

先日の北面白山登山に続いて、今回も蛍光色のイモムシに遭遇!
この時期、枯れ葉の上だからこそパッと目に付くんですよね。
それにしても、どぎついカラーです。

蛍光色のイモムシに別れを告げ、しばらく行くと、ロープが設けられている急な下り坂に。
登りのときになかなか苦労させられたあの場所です。
ロープがあるのとないのとでは、安心感がやっぱり違いますね。

登りのときは全く気づきませんでしたが、美しい紫色の実をつけたコムラサキの枝が登山道に伸びていました。

三吉山から上山葉山までの登山道は、リアル版障害物競走かと思えるくらいアスレチック要素たっぷり!
朽ち果てて横倒しになった木をまたいだり、はたまた、くぐったり・・・
自分がくぐり抜けるときにちょうど木が倒れてきやしないかと、スリル満点です。

“クアオルト健康ウォーキング”のコースになっている、三吉山の整備された登山道と違って、上山葉山への尾根道はやや自然に近い状態。
さまざまな植物が登山道に覆いかぶさるように生き生きと伸びています。
樹々の紅葉が美しく、何度も立ち止まって写真を撮ってしまいました。

三吉山山頂を過ぎると、再びあの“岩海”が目の前に広がります。
登りのときに十分堪能したはずの光景ですが、ここからの展望は改めて見てもやっぱり素晴らしい!

岩海の上を歩くのも2度目となると余裕です。

ピストン登山の帰りは、行きとちょっとだけルートを変えて東屋のある見晴らし台へ。

見晴らし台を経由する登山コースは、砂利やウッドチップが敷き詰められた道で歩きやすいので、岩海を見に行くだけなら本格的な登山スタイルでなくても大丈夫そう。
見晴らし台からは緩やかな坂を下れば、熊野神社のある登山口、つまりゴールは目前です。

山行記録まとめ

活動時期
2017/10/25(水) 10:37~13:33

軌跡・時間・距離

 

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