【北面白山】北面白山に再チャレンジ!初の稜線歩きに感動!
前回、時間がなくて断念した北面白山・・・
このまま来年に持ち越すにはどうしても心残りで悔しかったので、1日空けた今日、再チャレンジしてきました!
三沢山山頂経由でのアプローチなので、前回の続きとも言える山行記録になります。
※面白山についての山情報や登山コースの詳細は、前回の記事をご覧ください。
⇒【三沢山】北面白山を断念して三沢山でUターン・・・
天童高原キャンプ場~長命水
今回もとにかく限られた時間の中での挑戦だったので、どのコースにしようか最後まで悩みましたが、前回と同じく三沢山を越えていく西尾根コースをたどることに。
時間的にもコース的にも、やっぱり西尾根コースが易しいようです。
今日の天気は快晴で、まさしく登山日和!
前回、天気が良かったら気持ちの良いコースに違いないと思っていた通り、西尾根コースの穏やかな登山道はとてもすがすがしく、何度も深呼吸したほどです。
とにかく木漏れ日がキレイ!
10時にスタートして、30分とかからずに長命水に到着。
やや急ぎ足で歩いてきたので、額に汗がじんわりとにじむほど汗ばんできました。
そこで、この地点で水分補給&上着を1枚オフ。
この長命水から右手の道は長左ェ門道と呼ばれる道で、途中でかもしかコースと交わります。
長左ェ門道に進んでから、かもしかコースをたどって北面白山まで登ることも考えましたが、こちらは中級者向けのコースで時間もプラス10分ほど。
14時までに下山しなければならないという、時間に追われている状況の中、時間もかかる新しいコースに挑戦するチャレンジ精神はあいにく持ち合わせていませんでした。
それで、今回も前回と同じく三沢山山頂を経由するコースへ。
長命水~三沢山山頂
前回はかなりキツくて大変に感じた登りも、2回目で全容を把握しているからかそれほど辛くはなく、サクサクと登っていくことができました。
前回と違うのは、何と言ってもやっぱり天気!
どんよりとした曇り空のときとは違って、晴れの日の山歩きは本当に楽しいです。
同じ登山道でも天候によってここまで雰囲気が違うのかと改めて感じました。
少し顔を上げれば紅葉した樹々が視界に入り、何とも言えない美しさに目を奪われます。
赤、黄、緑・・・そして、青空のコントラストが最高!
ここ最近の連日登山で疲れた体にムチ打ってやって来て、本当に良かった!と、この時点ですでに報われた気分です。
さて、長命水からこんな気持ちの良い景色の中を進むこと約30分。
三沢山山頂に到着しました!
頂上に着いて西側に目を向けると、こんな感じに開けていて、これまた前回とは全く違った光景。
三沢山山頂の様子もこんなに明るい雰囲気で、ある程度視界が開けているので気持ちがいいです。
そして、これから進んでいく東側の光景はこんな感じ。
山が近い!
迫ってきそうな勢いです!!
山と空、そしてやっぱり紅葉の美しさがもうたまりません!
さて、一息ついたらここから北面白山に向かって出発です。
三沢山山頂~北面白山の稜線
三沢山山頂から少し下ったら、比較的平坦で歩きやすい道に出ました。
時間配分的にも良いペースで、気持ちにゆとりが出てきたのですいすい進むことができました。
・・・が、ここから先、息も切れるほどひたすら続く急な登りが待ち構えていたのです。
途中、息も絶え絶えになりながら一部開けた部分から登山道の外に目を向けると、そこには素晴らしい眺望が!
登れば登るほど落葉が進んでいるので、湿った落ち葉で足元が滑りやすくなっていきます。
一体どこまで登り続ければいいのか、終わりが見えないように感じるのが登りの辛いところ。
ですが、そんなときにこんな看板を目にすると、自然と顔がほころんでしまいます。
頂上までの時間や距離を教えてくれる看板はよく目にしますが、「がんばって!!」の文字は初めて見ました。
あくまでわたしのまだ浅い登山経験の中で・・・ですが。
こういう看板があると、本当にうれしくなりますよね。
登山道を整備して管理してくださっている方たちには本当に頭が下がります。
天を仰げば真っ青な空、そして足元に目を落とせばさまざまな色や形の落ち葉。
こんな素敵な風景の中を歩けることに感謝感激です!
北面白山山頂まであと20分とのこと。
これはどれくらいのスピードで計算されているものなのでしょう?
気になったので調べてみると、“成人男性が10kgほどの荷物を背負って無理なく歩ける、休憩を含まない所要時間”というような記述が見つかりました。(出典:YAMAKEI ONLINE)
そのほか、昭文社発行の書籍地図『山と高原地図』シリーズでは、次のように記載されています。
コースタイムについて
コースタイムは概ね以下の基準を元に設定しております。
①40~50歳の登山経験者
②2~5名のパーティー
③山小屋利用を前提とした装備
④夏山の晴天時
設定についてはアルプスと低山帯など山域により基準は異なります。
さらには季節、天候、コース状況、パーティー構成、各人の体力、疲労度などにより相当な差異が生じます。
目安程度にご活用いただき、余裕をもって計画下さい。
つまりは、一応基準はあるものの、あくまで主観的なものでその基準自体が人による・・・という感じでしょうか。
慣れや体力、技術によって当然変わってくるものなので、ひとつの目安として考えておくといいのかもしれませんね。
さて、その20分にまだ達しないうちにようやく稜線と呼ばれるところに出ました。
もうこの地点で頂上に立ったかのような達成感!
素晴らしい眺望に、思わず「すごーい!キレー!!」と感嘆の声が出ます。
向こうに見えるのが目的地である北面白山山頂。
すでに他の登山客の方がいるようで、にぎやかな話し声が聞こえてきます。
そして、山登り初心者のわたしにとって憧れだった稜線・・・
わたし、今まさに憧れの稜線を自分の足で歩いています!
(撮影に協力してくださった“みーさん”、本当にありがとうございました)
頂上間近の稜線歩きは、左右が開けていて最高の景色!
ずっとこの道のりが続いてくれたら・・・と思うほどでした。
こんな光景を自分の目で見ることができているなんて・・・本当に信じられません。
北面白山山頂
稜線歩きもほどなく終わり、ようやくたどり着いた北面白山の頂上!
標高は1,264mです。
後ろにチラッと見える石碑が面白山大権現様です。
先に登頂していた登山客の女性4人組が石碑の真横でお昼ご飯を食べていたので、面白山大権現様の撮影は遠慮する形となりました。
・・・が、どうしても写真に収めたかったので、遠くのほうから密かに撮影。
小さくて可愛らしい2体のお地蔵様にもご挨拶させていただきました。
北面白山からの眺望は360度、それはもう素晴らしい眺めです。
見渡す限り、山、山、山・・・
どこもかしこも山、山、山・・・
これでもか!というほど、山々に囲まれています。
しかも近場の山はどの山も眼下に見えるという優越感!
どの山が何山なのか地図を見ながら検討をつけてみますが、いまいち自信がなく、知識と経験のなさが悔やまれるところ・・・
北面白山山頂で手作りおにぎりを立ったままでパクつきます。
行儀が悪いと思われようが、マナーがなっていないと思われようが構いません。
わたしはあえて立ったままで他の山々を見下ろしながらおにぎりを食したいのです!
北面白山をはじめ、他の山々からもパワーをいただき、あっという間に下山の時間です。
もう少し頂上に長くとどまっていたかったのですが、時間の都合上、仕方がありません。
下りは登り同様、落ち葉で滑りやすくなっていたので、慎重に歩みを進めます。
ここでケガをしてしまったら、せっかくの素晴らしい山行が台無しになってしまいますからね、それだけは避けたいところです。
何事もなく無事に三沢山山頂まで下り、再び北面白山方面を振り返ってみます。
見下ろす山もいいけれど、見上げる山もやっぱり素敵!
さて、ここから一気に下っていきます。
・・・と、三沢山山頂から長命水まで下る途中、蛍光色の毛虫に遭遇!
こんな色の毛虫は初めて見るので物珍しく、少しの間、毛虫の動向を観察・・・
「何の幼虫か全く分からないけれど、頑張って成虫になってね」と、声をかけはしませんでしたが、踏みつぶしてしまう前に存在に気が付いて本当に良かったです。
逆にこちらが救われた気すらしました。
前回、登れなかった悔しさから再チャレンジした北面白山。
執念で挑戦してみて本当に大正解でした。
今日も山からパワーをいただけたことに感謝感激です!
山行記録まとめ
活動時期
2017/10/17(火) 10:01~2017/10/17(火) 13:39
LEAVE A REPLY