本格ナポリピッツァのお店『穂波街道 緑のイスキア』レビュー!予約は必要?テイクアウトはできる?
山形の観光情報誌や『るるぶ山形』などの観光雑誌に毎回のように掲載されているイタリアンのお店が、今回ご紹介する『穂波街道 緑のイスキア』です。本格的なナポリピッツァが食べられるお店で、東北では初めて「真のナポリピッツァ協会」の認定を受けたイタリアンレストランになります。
今回、加茂水族館へ向かう途中、鶴岡市まで来たついでということで立ち寄ってみることにしました。
『穂波街道 緑のイスキア』ってどんなお店?
「真のナポリピッツァ協会」認定店である『穂波街道 緑のイスキア』の外観がこちら。
「穂波街道」と名付けられているだけあって、一面に広がる田んぼの中にポツンと佇んでいます。大通りからアクセスできることはもちろんですが、農道のような道を通って訪れることも可能。まさに「稲の穂が波打つ街道」=「穂波街道」に面しているイタリアンレストランです。
『穂波街道 緑のイスキア』に行ってみた
お店の前の農道脇に車を駐車し、早速お店へ。
ちょうどランチタイムだったので、店内は8〜9割近くお客さんで埋まっていました。
ドアを開けると早速スタッフの方がやってきて、「ご予約はされていますか?」と…。『穂波街道 緑のイスキア』のホームページを事前に確認していましたが、予約必須とはどこにも表記されていなかったので、大丈夫だろうと簡単な気持ちで訪れたのです。
「予約はしていません」と答えると、「少々お待ち下さい」と言われ、責任者らしきスタッフの方が登場。ここでもさらに「ご予約は?」と聞かれ、また同じ答えを繰り返すわたし。このやり取りは一体??
結局、予約なしでも席が空いていれば大丈夫だったらしく、「予約席」と札が立てられている、入り口に一番近い席へ案内されました。
こちらの席は、ほかの席とは完全に分離されていて、半個室のような感じになっています。このようなメダルも無造作に飾られていました。
パンナコッタやブルーベリーのゼリー、モッツァレラチーズなど、店頭販売商品もショーケースに並べられていました。
着席してからも次から次へとひっきりなしにお客さんが入ってくるわけですが、入り口付近の半個室なので、予約確認のやり取りが嫌でも聞こえてきます。大抵のお客さんは予約なしでやってくるようです。予約必須ではないので、当然と言えば当然ですよね。
中には、ガーデンテラス席で食べたいというお客さんもいて、持ち帰り用のピザ箱を受け取っていました。天候の良い日は、予約確認のやり取りが繰り返される店内よりもガーデンテラスのほうが落ち着いて過ごせると思います。
それから、半個室には冷暖房が届かないので、とにかく暑かったです。ソーシャルディスタンス的には良い場所なのでしょうが、熱中症対策としてはあまり歓迎できない席でした。人気店だけに席は自由に選べないのが玉にキズというところでしょうか。
『穂波街道 緑のイスキア』のメニュー
では、『穂波街道 緑のイスキア』のメニューを簡単にご紹介していきます。
メニューは、テーブルに備え付けられているものではなく、店員さんが持ってきてくれるシステムになっているため、「夏のシェフおすすめメニュー」以外のメニューを撮影することができませんでした。
季節限定のメニューは、仕入れの状況によりその都度変わると思われるので、とりあえず写真だけ載せておきますね。
そして、以下が定番のナポリピッツァメニューになります。こちらは店頭に置かれていたチラシを撮影したものです。
『穂波街道 緑のイスキア』のピッツァメニュー
- マルゲリータ M:1,080円 L:1,880円
- クワトロフォルマッジ M:1,380円 L:2,180円
- ピリ辛!ディアボラ M:1,380円 L:2,180円
- 気まぐれピッツァ M:1,680円 L:2,480円
- お肉屋さん風ピッツァ M:1,280円 L:2,080円
水牛のモッツァレラチーズと甘みが強い庄内産のトマトが乗ったマルゲリータは、定番中の定番メニューです。ピザを何種類か選ぶ場合は、必ずセレクトすべきおすすめピッツァと言えます。
庄内で採れた新鮮な食材をトッピングしている気まぐれピッツァも『穂波街道 緑のイスキア』の自信作。どんなトッピングで登場するのか分からない楽しみがありますね。
『穂波街道 緑のイスキア』でピザを食べてみた
注文の際は、ベテランの店員さんがメニューを見ながらおすすめをPRしてくれます。それはそれでVIP感があってありがたいのですが、メニューをすべて把握する前に説明が始まってしまうので、どのメニューにしようか相談する暇がありません。
ランチメニューはピザの種類がほとんど選べず、ひとつは終了になってしまったそうなので、マルゲリータとクワトロフォルマッジしか選びようがありませんでした。どちらも好みのピザなので良かったですが、ランチタイムは選択肢が限られるのかもしれませんね。
ちなみに、イタリアンレストランということでパスタもメニューにあるのですが、「パスタはピザよりも時間がかかるので、あまりおすすめしていません」とのこと。「おすすめしていない」と、これほどハッキリ伝えるお店もそう多くないのでは?単に、忙しい時間帯にパスタの注文が入るのを避けているように捉えてしまいました。
ピザのほかには、セットメニューとして店員さんが強く勧めていたドリンクとスープのセットを注文しました。500円のセットです。ドリンクは何種類からか選べて、スープは日替わりのメニューになるとのこと。少し待つと、オレンジジュースとだだちゃ豆の冷製スープが運ばれてきました。
このだだちゃ豆の冷製スープ、ご覧のようにとってもとってもお上品な量になっています。小さめのカップに3分の1程度、さらっと注がれているだけです。これには、見た瞬間「少なっ!」と思ってしまいました。
このセットで500円なら、ピザをもう1枚追加するか、店員さんが注文されるのを阻止していたパスタをあえて注文すべきだったと後悔しましたね…。
さて、気を取り直してお待ちかねのピッツァのご紹介に移ります!
まずは定番メニューのマルゲリータから。大きなお皿からはみ出すように乗せられたピザからは、焼きたてならではの湯気がのぼっていて、トマトとバジル、チーズの香りがふわ〜っ!
食べて納得の味とはこのことで、チェーン店のピザのようなトマトソースっぽい味は全くしません。生のフレッシュなトマトの味と、これまたフレッシュなバジルの香り、そして濃厚なチーズが絶妙な美味しさ!ピザ生地も耳の部分はサクッと香ばしく、具材が乗っている部分はしっとりもちもちとした食感です。こんなに美味しいマルゲリータを食べたのは初めてかも?というくらい感動しました。
つづいて、チーズ好きにはたまらない、クワトロフォルマッジです。4種類のチーズをふんだんに乗せて焼かれたピザは、一面チーズの海に覆われていて、まるでチーズケーキのよう。
すべてのチーズが跡形もなくとろけ合っているので、食べた瞬間にいろんな風味が一気に口の中を駆け巡ります。添えられたハチミツをとろ〜りと垂らして食べれば、味変もできてさらに楽しめる!こちらも納得の美味しさでした。
ベテランの店員さんが、「大人2人と子ども2人でピザ2枚では少ないのでは?」と忠告してくれていたのですが、このメンバーに大食漢はいないので、結果として腹8分目くらいの満足感にはなりました。でもやっぱり、ドリンクとスープのセットをなしにして、もう1品追加すれば良かったな〜と思います。
おまけ
『穂波街道 緑のイスキア』の店舗横には、このような可愛らしい建物があります。『みどりちゃん』という、イタリアンジェラートとイタリアンピーチティーのお店です。
『みどりちゃん』のイタリアンジェラートメニュー
シングル:350円/ダブル:650円
【季節の限定】
- ほうじ茶
- 蕎麦の実と焦がしキャラメル
- 有機レモンと黄金しょうが
【ミルク】
- 北海道はちみつ
- ダークチョコレート
【フルーツ】
- 沖縄ドラゴンフルーツ
- あまおう
- 沖縄パイナップル
- パッションフルーツ
- マンゴー
【リッチフレーバー】
- ピスタチオ
『穂波街道 緑のイスキア』の営業時間やアクセス
『穂波街道 緑のイスキア』の営業時間やアクセスなど、店舗情報は以下になります。
『穂波街道 緑のイスキア』の店舗情報
庄内地方の地産地消に貢献している『穂波街道 緑のイスキア』。素材自体の旨みを存分に味わえる、本格派のナポリピッツァをぜひ堪能してみてくださいね。
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