山形の観光情報誌に毎回のように掲載されているイタリアンのお店『穂波街道 緑のイスキア』。
本格的なナポリピッツァが食べられるお店で、東北では初めて「真のナポリピッツァ協会」の認定を受けたイタリアンレストランです。
この記事では、『穂波街道 緑のイスキア』の本格ナポリピッツァメニューを一挙まとめて紹介。
実際に食べてみた感想を口コミレビューします!
また、予約やテイクアウトはできるのか、『穂波街道 緑のイスキア』の店舗情報も詳しくお伝えします。
『穂波街道 緑のイスキア』とは

『穂波街道 緑のイスキア』は、山形県鶴岡市の自然豊かな場所に位置する本格ナポリピッツァのレストランです。
「真のナポリピッツァ協会」認定店でもあり、専用の石窯で焼き上げるピッツァと自家栽培野菜を使用した料理を提供しています。
コンセプトは「種を蒔くことから始まるレストラン」
「種を蒔くことから始まるレストラン」というコンセプトを掲げる『穂波街道 緑のイスキア』では、料理に使用される食材の多くを自家栽培しているのが特徴です。
イタリアン料理に欠かせないトマトやバジルをはじめ、さまざまな野菜が温度管理された農園で丁寧に育てられています。
店名に「穂波街道」と名付けられているだけあって、お店は一面に広がる田んぼのなかにポツンと佇んでいます。
大通りからアクセスできることはもちろんですが、農道のような道を通って訪れることも可能。
『穂波街道 緑のイスキア』は、まさに「稲の穂が波打つ街道」=「穂波街道」に面しているイタリアンレストランです。
地元素材を活かした料理へのこだわり
『穂波街道 緑のイスキア』は、地元で育てた新鮮な食材をふんだんに使用した料理が特徴です。
店名にも表されているように、収穫から料理に至るまでのプロセスを大切にし、食材の鮮度と安全性を追求しています。
40坪の農園で栽培されたさまざまなトマトやバジル、自家栽培野菜を使った料理は、素材本来の味わいを引き立てる大切な素材。
もちろんピッツァだけでなく、ミネストローネや前菜にも地元素材が活かされているそうです。
これらの料理は、訪れる人々に季節感を届けるだけでなく、地産地消の実現にも貢献しています。
「真のナポリピッツァ協会」認定店という魅力
『穂波街道 緑のイスキア』は、世界でも権威のある「真のナポリピッツァ協会」の認定店でもあります。
協会認定店は、指定された材料や調理方法を守ることで、本場イタリアのナポリピッツァの伝統を継承しています。
この認定は、確かな技術と味わいの証。
世界で296番目、日本では東北で初めて認められました。
シェフの庄司建人さんはイタリアのイスキア島で修行を積み、独自の技術を日本へと持ち帰ったピッツァヨーロ(ピッツァ職人)です。
2012年に開催されたナポリピッツァオリンピックでは、日本代表として銀メダルを獲得。
個人でもピッツァフリッタ部門で日本人最高位の4位に入賞している実力派です。
このように、本場仕込みのナポリピッツァを楽しむことができる点が、『穂波街道 緑のイスキア』最大の魅力のひとつとなっています。
『穂波街道 緑のイスキア』の歴史と人気の理由
開業以来、多くの地元住民や観光客に愛され続けている『穂波街道 緑のイスキア』。
その理由は、食材への徹底したこだわりと本格的なナポリピッツァが楽しめる点にあります。
また、ピッツァ作り体験や野菜収穫体験など、ユニークな体験型プログラムも人気です(要予約)。
さらに、広々とした店内や、個室の完備といった設備面も、家族連れや観光客にとって利用しやすいポイントとなっています。
『穂波街道 緑のイスキア』に行ってみた
お店の前の農道脇に車を駐車し、早速お店へ。

ちょうどランチタイムだったので、店内は8〜9割近くお客さんで埋まっていました。
ドアを開けると早速スタッフの方がやってきて、「ご予約はされていますか?」と…。
『穂波街道 緑のイスキア』のホームページを事前に確認していましたが、予約必須とはどこにも表記されていなかったので、大丈夫だろうと簡単な気持ちで訪れたのです。
「予約はしていません」と答えると、「少々お待ち下さい」と言われ、責任者らしきスタッフの方が登場。
ここでもさらに「ご予約は?」と聞かれ、また同じ答えを繰り返すわたし。
このやり取りは一体??
結局、予約なしでも席が空いていれば大丈夫だったらしく、「予約席」と札が立てられている、入り口に一番近い席へ案内されました。

こちらの席は、ほかの席とは完全に分離されていて、半個室のような感じになっています。
このようなメダルも無造作に飾られていました。

パンナコッタやブルーベリーのゼリー、モッツァレラチーズなど、店頭販売商品がショーケースに並べられています。

着席してからも次から次へとひっきりなしにお客さんが入ってくるわけですが、入り口付近の半個室なので、予約確認のやり取りが嫌でも聞こえてきます。
大抵のお客さんは予約なしでやってくるようです。
予約必須ではないので、当然と言えば当然ですよね。

なかには、ガーデンテラス席で食べたいというお客さんもいて、持ち帰り用のピザ箱を受け取っていました。
天候の良い日は、予約確認のやり取りが繰り返される店内よりもガーデンテラスのほうが落ち着いて過ごせると思います。

それから、半個室には冷暖房が届かないので、とにかく暑かったです。
ソーシャルディスタンス的には良い場所なのでしょうが、熱中症対策としてはあまり歓迎できない席でした。
人気店だけに席は自由に選べないのが玉にキズというところでしょうか。
『穂波街道 緑のイスキア』のピッツァメニュー
ここからは、『穂波街道 緑のイスキア』のピッツァメニューを簡単に紹介していきます。
『穂波街道 緑のイスキア』のピッツァ定番メニュー
マルゲリータ
ナポリピッツァの定番。
まずはこちらを食べてみてください!!
クワトロフォルマッジ

4種類のチーズを贅沢にトッピング。
子供から大人まで大人気メニュー!!
ピッツァフリッタ

ピッツァの世界大会で、2022年を含め3回入賞したナポリの伝統的な揚げピッツァ!!
ぜひイートインでお召し上がりください。
D.O.C(特別なマリゲリータ)
水牛のモッツァレラと相性抜群の庄内ルビーをふんだんに使った格の高いピッツァ。
ディアボラ

マルゲリータをベースに旨味と辛味が詰まったナポリサラミにブラックオリーブ。
『穂波街道 緑のイスキア』でピザを食べてみた(2020年9月)
メニューは、テーブルに備え付けられているものではなく、店員さんが持ってきてくれるシステムになっているため、「夏のシェフおすすめメニュー」以外のメニューを撮影することができませんでした。
季節限定のメニューは、仕入れの状況によりその都度変わると思われるので、とりあえず写真だけ載せておきますね。

そして、以下が『穂波街道 緑のイスキア』定番のナポリピッツァメニューになります。
こちらは店頭に置かれていたチラシを撮影したものです。

注文の際は、ベテランの店員さんがメニューを見ながらおすすめをPRしてくれます。
それはそれでVIP感があってありがたいのですが、メニューをすべて把握する前に説明が始まってしまうので、どのメニューにしようか相談する暇がありません。
ランチメニューはピザの種類がほとんど選べず、ひとつは終了になってしまったそうなので、マルゲリータとクワトロフォルマッジしか選びようがありませんでした。
どちらも好みのピザなので良かったですが、ランチタイムは選択肢が限られるのかもしれませんね。
ちなみに、イタリアンレストランということでパスタもメニューにあるのですが、「パスタはピザよりも時間がかかるので、あまりおすすめしていません」とのこと。
「おすすめしていない」と、これほどハッキリ伝えるお店もそう多くないのでは?
単に、忙しい時間帯にパスタの注文が入るのを避けているように捉えてしまいました。
ピザのほかには、セットメニューとして店員さんが強く勧めていたドリンクとスープのセットを注文しました。
500円のセットです。
ドリンクは何種類からか選べて、スープは日替わりのメニューになるとのこと。
少し待つと、オレンジジュースとだだちゃ豆の冷製スープが運ばれてきました。

このだだちゃ豆の冷製スープ、ご覧のようにとってもとってもお上品な量になっています。
小さめのカップに3分の1程度、さらっと注がれているだけです。
全く飲んでいない状態でこの量ですよ。
これには、見た瞬間「少なっ!」と思ってしまいました。

このセットで500円なら、ピザをもう1枚追加するか、店員さんが注文されるのを阻止していたパスタをあえて注文すべきだったと後悔しましたね…。
さて、気を取り直してお待ちかねのピッツァの紹介に移ります!
まずは定番メニューのマルゲリータから。
大きなお皿からはみ出すように乗せられたピザからは、焼きたてならではの湯気がのぼっていて、トマトとバジル、チーズの香りがふわ〜っ!

食べて納得の味とはこのことで、チェーン店のピザのようなトマトソースっぽい味は全くしません。
生のフレッシュなトマトの味と、これまたフレッシュなバジルの香り、そして濃厚なチーズが絶妙な美味しさ!
ピザ生地も耳の部分はサクッと香ばしく、具材が乗っている部分はしっとりもちもちとした食感です。
こんなに美味しいマルゲリータを食べたのは初めてかも?というくらい感動しました。
続いて、チーズ好きにはたまらない、クワトロフォルマッジです。
4種類のチーズをふんだんに乗せて焼かれたピザは、一面チーズの海に覆われていて、まるでチーズケーキのよう。

すべてのチーズが跡形もなくとろけ合っているので、食べた瞬間にいろんな風味が一気に口の中を駆け巡ります。
添えられたハチミツをとろ〜りと垂らして食べれば、味変もできてさらに楽しめる!
こちらも納得の美味しさでした。
ベテランの店員さんが、「大人2人と子ども2人でピザ2枚では少ないのでは?」と忠告してくれていたのですが、このメンバーに大食漢はいないので、結果として腹8分目くらいの満足感にはなりました。
でもやっぱり、ドリンクとスープのセットをなしにして、もう1品追加すれば良かったな〜と思います。
『穂波街道 緑のイスキア』の予約・テイクアウト情報
予約について
『穂波街道 緑のイスキア』では、電話での事前予約も受け付けています。
ランチタイムや週末は特に混雑が予想されるため、来店希望日の予約状況を確認し、できる限り混雑のピークを避けて訪れるのがおすすめです。
また、赤川花火大会などイベント開催時には予約枠が早期に埋まることがあるため、スケジュールを立てる際は早めの確認が重要です。
そのほか、ピッツァ作り体験やガーデン見学などの体験メニューを希望する場合も、事前予約が必須となります。
テイクアウトについて
『穂波街道 緑のイスキア』ではテイクアウトにも対応しており、人気のピッツァを自宅で楽しむこともできます。
また、自家製ドレッシングや手作りケーキなども購入可能です。
電話での注文も可能なので、事前に連絡しておけばスムーズに受け取ることができるでしょう。
ただし、宅配は対応していないため、受け取りに行く必要があります。
ピッツァ自販機でも購入可能
『穂波街道 緑のイスキア』では、「ピッツァ自販機」というユニークなサービスも提供されています。
この自販機では、冷凍された『穂波街道 緑のイスキア』の本格ナポリピッツァを24時間いつでも購入可能です。
自宅で解凍して温めるだけで、店舗と同じクオリティのメニューを手軽に楽しむことができますよ。
イタリアンジェラートとピーチティーのお店『みどりちゃん』
『穂波街道 緑のイスキア』の店舗横には、このような可愛らしい建物があります。

『みどりちゃん』という、イタリアンジェラートとイタリアンピーチティーのお店です。
こちらが『みどりちゃん』のイタリアンジェラートメニューです。
『穂波街道 緑のイスキア』へ訪れた際は、ぜひお隣『みどりちゃん』のイタリアンジェラートをデザートにどうぞ。
『穂波街道 緑のイスキア』への来店ガイド

『穂波街道 緑のイスキア』の営業時間やアクセスなど、店舗情報をまとめました。
『穂波街道 緑のイスキア』を訪れる際に参考にしてみてください。
住所 | 〒997-0161 山形県鶴岡市羽黒町押口字川端37−7 |
電話番号 | 0235-23-0303 |
営業時間 | 平日11:00~14:00/17:30~20:30 土・日・祝日11:00~14:30/17:30~21:00 |
定休日 | 火曜日 |
座席 | テーブル、カウンター、ガーデンテラス席 |
個室 | 半個室あり |
予約 | 可 |
お子様メニュー | なし |
テイクアウト/宅配 | テイクアウト○/宅配× |
駐車場 | あり(無料) |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、楽天ペイ |
公式サイトやSNSなど | 穂波街道 緑のイスキアInstagram イタリアンジェラートとピーチティーのお店みどりちゃんInstagram |
まとめ
『穂波街道 緑のイスキア』では、本格ナポリピッツァのモチモチとした生地や絶妙な焼き加減、自家栽培野菜のフレッシュな風味が印象的な絶品ピザが食べられます。
素材自体の旨みを存分に味わえる、本格派のナポリピッツァをぜひ堪能してみてくださいね。
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