【千歳山】千歳山にて初詣登山!初めての軽アイゼン&雪山歩き

今年初めての山登りは、地元の人たちに愛されている千歳山
通年登ることができる低山ですが、今シーズンは例年になく多めの積雪があるということで、軽アイゼンを持参して初めての雪山歩きにチャレンジしてきました!
持参した軽アイゼンは、つい先日、モンベルで購入したばかりの下ろし立て。
実は、一刻も早く使ってみたかったんです。笑

今回は、初詣も兼ねての初!雪山歩き、千歳山登山のレポートです!

千歳山とは

山形市の東に位置し、キレイなおむすび型の姿をしているのが千歳山。
小学生の遠足や中高生の部活動、大人の健康づくりのために利用され、気軽に登ることのできる山として山形市民から親しまれている山です。
ふもとの町“あこや町”という名前の由来にもなった、“阿古耶姫”の悲恋伝説も伝えられていて、山頂には“阿古耶の松跡”の石碑が立てられています。

 

出典:やまがた山

標高 471m
日程 日帰り
登山適期 通年
グレーディング 体力度:1/技術的難易度:A(千歳稲荷神社参道コース)
チェックポイント 千歳稲荷神社/赤い鳥居/あづま屋/萬松寺

千歳山の登山コース

千歳山山頂までの登山道は複数整備されていて、それぞれのコースの違いを楽しむことができるのが魅力です。

千歳山の登山コース

①千歳山公園コース 片道:45分
②千歳稲荷神社参道コース 片道:50分
③萬松寺コース 片道:50分

赤い鳥居が複数連なった、②千歳稲荷神社参道コースは圧巻の光景!
また、里山でありながら、起伏に富んだ岩場がある③萬松寺コースは歩きごたえ十分とのこと。

千歳稲荷神社参道口~展望台

前回、千歳山に登ったのは2016年7月。
そのときは、まだYAMAPの存在を知らず、このブログも立ち上げていなかったので、アプリで軌跡をとったり登山レポートを書いたりなどはしていませんでした。
なので、千歳山に関してはこの記事が初めての登山レポートになります。

登山口は前回と同じように、千歳稲荷神社参道口。
石でできたこちらの鳥居からスタートです。

朱塗りの赤い鳥居が並ぶ参道。
石の階段には、登山者または参拝者に踏み固められた雪がかまぼこ状に残っていて、足の置き場が良くないとツルッと滑ってしまいます。

わたしの前方を行くのは、本格的に登山をスタートした長男。
先日購入したばかりのトレッキングシューズを履くことができて、とってもうれしそう。
今年の目標は、なんといきなり山小屋泊だそうです!

そして、こちらがわたし。
うねうねと登山道にはい出している木の根につまづかないよう、気をつけて歩きます。

雪深い地方に生まれ育って雪道歩きには慣れているわたしですが、雪山歩きは初めてなのでちょっぴりドキドキワクワク!

わたしより雪道経験が圧倒的に少ない息子ですが、全く問題ない様子で歩いていくので、写真を撮っているわたしは置いていかれそう。

聞くところによると、この時期の千歳山にしては例年にない積雪ということですが・・・
冬に千歳山を歩くのは初めてのことなので、積雪量が多いか少ないかは全く分かりません。

それにしても、赤い鳥居が連なる光景は圧巻!
山形市街地を眼下に見ながら歩くことができるので、低山ながらも爽快感があります。

石段には、このように籾殻がまかれていました。
滑り止め?もしくは雪消しの作用があるのでしょうか?

千歳稲荷神社に到着!
うっかりお賽銭を忘れてきてしまいましたが、ちゃっかり初詣しちゃいました。

千歳稲荷神社の右手にある案内標識。
“万松寺”と書かれている左の道が、③萬松寺コースの登山口がある方向になります。
次回は、そちらの登山コースから登ってみたいなー。

このあたり、上から流れてくる雪解け水で足元がぐちゃぐちゃ・・・
泥はねもあるので、ゲイターを着用してきて良かったです。

誰が作ったのか、可愛らしい雪だるまを発見。
なんだか癒されますよね~!

この時点では、山形市街地の展望はこれくらい。
千歳山登山はここから本格的にスタートです。

踏み跡とトレッキングポールの跡、多数!
硬く踏み固められた雪道からも、人気の山だということが分かりますよね。

実際、今回の千歳山登山では、20人弱の登山者とすれ違いましたから。
往復約2時間(休憩を含めず)で20人弱、冬の里山としては多いと思いませんか?

 

登山コースに①千歳山公園コースというのがありましたが、右から登ってきてここで合流するんですね。

ここまで、アカマツの中をジグザグに登ってくるらしいのですが、石段の登りと比較してみたいですよね。

合流してからは、緩やかなつづら折りの登山道を少しずつ登っていきます。

千歳山の登山道には、つづら折りの曲がり角にそれぞれ“〇合目”という案内標識が設置されているのですが、今回は全く見つけることができませんでした。
なので、現在地が何合目にあたるのかハッキリしませんが、このあたりからの山形市街地の景色はこんな感じ。

落葉しているので夏場よりは見通しがいいのでしょうが、まだまだ開けた感じではないですね。

ところどころ頭を出している石の上はとても滑りやすくなっているので、注意しながら慎重に登っていきます。

曲がり角にて、遠くからでもひときわ目をひく“つらら”を発見。
まるで小さな鍾乳洞みたい!

善光寺岩、前回登ったとき、寄り道した覚えがあります。
そして、道を外れて迷ったような・・・
一体、どこのどれが善光寺岩なの??

一部、ロープが張られている箇所がありました。
雪があって石が濡れている状態・・・
登りも怖いけれど、ここの下りはかなり怖そうです。

危険箇所を過ぎてまもなく、千歳山一番の絶景ポイントに到着!

下山中のおじさんから「もう少しだよ!頑張れ!」と励まされ、少し行くと見えてきたのが展望台。

とりあえず、まずは山頂まで向かいます。

千歳山山頂

結局、軽アイゼンなしで山頂まで登りきったわたしたち。
というか、軽アイゼンの存在すら忘れていました。
登る前は、軽アイゼンを使うことをあれほど楽しみにしていたはずなのに笑

さて、千歳山山頂にて、お決まりの三角点タッチ。
雪に埋もれていなくて良かった~!

伝説の“阿古耶の松跡”の石碑がこちら。
半分くらいまで雪に埋もれています。

山頂にはテーブル&ベンチが設置されているのですが、ここで昼食は寒すぎる・・・

というわけで、展望台でお昼休憩をとることにします。

展望台

この日の予想最高気温は2℃だったのですが、展望台に設置されている温度計を見ると、1℃。
気温を知って、ますます寒くなります・・・

ですが、そこは登山。
この気温の中でも、やっぱり少し汗ばんでいるんですよね!
ネックウォーマーやニット帽など、もう着けていられません。
展望台に着くなり、パパッと脱ぎとってしまいました。

さあ、お待ちかねのランチタイムです!
メニューは、酢飯のおにぎりとしじみスープ。
何となく、お正月っぽい?笑

ここで、アルパインサーモボトルのバツグンの保温効果を実感!
あっつあつのしじみスープで体の芯から温まることができました。
酢飯のおにぎりも美味しかったー!

こちらは、息子からもらったおやつ。
ブルボンのバタークッキー、どうしてこんなに美味しいの!?

軽装備ですが・・・意外と寒くありません。

展望台~千歳稲荷神社参道口

引き続き、軽アイゼンの存在を忘れたまま、下りも軽アイゼンなしで出発。
ですが、やっぱり下りは滑る滑る!
雪道に不慣れな長男の転倒が心配だったので、途中で軽アイゼンの存在を思い出して装着してあげました。

軽アイゼンを装着して歩き始めた途端、「何これ、すごーい!ストックなしでもどんどん歩けるー!!」と大興奮!

滑って転倒!を恐れてちびちび歩くわたしを無視して、一人だけずんずん先に進んでいく息子・・・
自分で試すことはできなかったものの、軽アイゼンの威力を十分知ることができました。笑

『千歳山こんにゃく店』

下山後は、趣のあるたたずまいのお店、『千歳山こんにゃく店』さんで小休憩。

山形名物の“玉こんにゃく”と“みそでんがく”をいただきました。
しっかりとした弾力と噛み応えがあるこんにゃくは、噂通り美味しかったです。

初詣も兼ねての初!雪山歩き、今年の山登りの良いスタートになりました。

山行記録まとめ

活動時期
2019/1/5(土) 11:56~14:32

軌跡・時間・距離

※一部、軌跡がおかしくなっていますが、登りも下りも同じ、ピストンコースです。

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