【舞鶴山】今年初の山登り!超低山の舞鶴山でハイキング

年明け初めての山は、天童市のシンボル的里山、舞鶴山(まいづるやま)
標高242mという超低山なので、サクッと登れてサクッと下れる、お手軽さが魅力です。
それゆえ、近場の園児たちのハイキングコースにもなっているとか。

今回は、“山登り”というにはちょっと大げさに感じられる超低山、舞鶴山のご紹介です。

舞鶴山とは

舞鶴山は、室町時代から戦国時代にかけての遺構が数多く残されている歴史ある里山で、山形百名山のひとつに選ばれています。

出典:やまがた山

舞鶴山は、周辺全体が天童市民のウォーキングコースになっていて、山頂の展望広場からは月山や朝日連峰などが一望できるなど、とても魅力的な低山。
人間将棋”で有名な天童桜まつりが開催される4月には、毎年多くの観光客が訪れ、桜の名所としても知られています。

標高 242m
日程 日帰り
登山適期 4月~11月
チェックポイント 小路喜太郎稲荷神社/建勲神社/天童古城主郭跡/展望台/大ケヤキ/吉田大八像/愛宕沼

舞鶴山の登山コース

山形百名山がすべて網羅されている『やまがた山』では、舞鶴山の登山コースはウォーキングモデルコースとして紹介されています。

舞鶴山の登山コース

舞鶴山ウォーキングモデルコース① 片道:1時間
舞鶴山ウォーキングモデルコース② 片道:1時間30分

コース①②共に、クアの道「健康ウォーキング」のコースになっているんだとか。
噴水のある沼にはカモが泳いでいたり、至るところにテーブル&ベンチが設置されていたりと、楽しみながら、そして程よく休憩を挟みながら歩き進めることができます。
見どころも多く、まさに体力づくりのためのウォーキングにぴったりのコース!
冬場のなまった体を軽く動かすにはちょうどいい山でした。

舞鶴山登山の駐車場と登山口

舞鶴山に登るときの駐車場は、天童公園駐車場と公園内の公衆トイレの近くに2か所、全部で3か所あります。
国道13号線から道の駅天童温泉の交差点を西に進むと、間もなく見えてくるのが天童公園駐車場。
舞鶴山ウォーキングモデルコース①を歩くなら、こちらの駐車場に車を停めてスタートです。

今回は、長男・次男、わたしの妹とわたしという4人のメンバー。
駐車場から出発し、まず目の前に見えてくるのは愛宕沼です。

公園というだけあってキレイに整備されていて、とても落ち着いた雰囲気です。
今はまだ時期が早いので彩りが寂しいですが、新緑の頃はさぞ美しいだろうな~と想像できますね。
ちなみに、愛宕沼手前にたたずんでいるちびっこは次男です。

手前の花壇らしきところには、何か植物が植えられているんでしょうか?

やまがた山』を見ると、愛宕沼の北側にはアヤメが植え付けられているようです。

出典:やまがた山

天童公園のアヤメの見頃は、6月中旬~7月上旬くらいまでだそう。
ちょうど同じくらいの時期に、愛宕沼の水面にはスイレンが花開くらしいので、そのあたりに改めて訪れてみてもいいなーと思いました。

愛宕沼にはカモが何羽もいて、潜ってエサを探したり岸辺で羽を休めたり、思い思いの時間を過ごしていました。
見ているこちらまで、のんびりまったりしてしまう光景です。

時期的なせいなのか、公園内は人もまばらで物思いにふけるにはぴったりの雰囲気。
愛宕沼の噴水を眺めているだけで癒されます。

超低山とは言っても、冬場のブランクがあるわたしにとっては今年初の山登りなので、愛宕沼の西側にある公衆トイレでしっかりと準備を整えてから改めてスタートです。

舞鶴山登山口~展望台

舞鶴山の登山道はこんな感じで、スタートはかなり緩やかな上り坂。
果樹園の中を進んでいくようなイメージでしょうか。

舞鶴山に向かって歩き始めてすぐ、咲き出したばかりのスイセンを発見!
春を代表する花のひとつなので、スイセンを見ると春を感じてうれしくなります。

そして、これまた春の訪れを感じさせる植物、つくし。
見るたび思うのですが、つくしってどうしてこんなに可愛らしいんでしょう!

道なりにしばらく行くと、杭にロープが張られていて通行止めのようになっている場所に出ました。

ですが、杭の脇に人ひとり通れるほどの道がついていたので、そのまま先に進むことに。
向こうに何か建造物が見えるのも気になります。

先に見えていた建造物は、愛宕沼を見下ろす展望台。
とても見晴らしがいいです。

展望台のすぐそばには、このようなバーベキュー広場が設置されていました。

見晴らしも良く、自然の中でアウトドアクッキングするには最高のロケーションですね。

展望台~愛宕神社

さて、展望台やバーベキュー広場がある場所からさらに進みます。
眼下に天童市を眺めながらのハイキングです。

バーベキュー広場のすぐ上方に、“松浦東介君の像”と名付けられた像を発見。
松浦東介氏は山形県出身の政治家で、衆議院議員を通算で7期務めた人物だそうです。

こちらの像を過ぎたあたりから、少しずつ登山道らしくなってきました。

向こうに見える紅白の鉄塔を目指して歩みを進めます。

鉄塔の下には、このような石碑が建てられていました。

振り返ると、天童市街地が一望できます。

“イオンモール天童(通称、イモ天)”や“らら・パーク天童”などを見つけるたびに、子どもたちが歓声を上げます。
普段行き慣れた場所も、こうやって上から見下ろすとまた違った印象で面白いですね!

そうこうするうちに、いつの間にか舞鶴山の頂上に到着した様子。
舞鶴山の登山コースは、“新奥の細道”という東北自然歩道のルートにもなっているんですね。

舞鶴山の頂上付近は、天童古城の主郭があった跡地。

このようにだだっ広い平坦な土地になっています。
ここが山の上だとはなかなか思えないほど広いです。

子どもたちはここまでの上りになんの疲れも見せず、広場に遊びに来たような感覚でそこらじゅうを走り回っていました。

そしてこちらが愛宕神社の社殿になります。

愛宕神社については以下を参考にどうぞ。

一応、三角点らしきものがあったので、記念にパチリ。

デニムにインヒールブーツというカジュアルな格好で登りました。
さすがに下りはブーツの中で足が滑って靴擦れになりかけたので、せめて登山用の靴下を履いてくれば良かったな~と思いましたね。
超低山でも、足元の装備は大事なポイントみたいです。

このような砂地の下り坂が続くので、靴の中で足が泳ぐんですよね・・・

子どもたちは普通のスニーカーなので、何度も何度も滑っていました。
というか、むしろ滑ることを楽しんでいましたね。

次回、機会があればアヤメやスイレンが咲く頃にまた行ってみたいと思います!

山行記録まとめ

活動時期
2018/04/02(月) 13:09~14:52

軌跡・時間・距離

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