山形県河北町の町役場前にある青果店『クラッカー』のフルーツサンドが密かに人気を集めているのはご存じですか?
フルーツサンドなのにフルーツ以外の変わり種メニューもあり、しかもコスパ優秀!
その写真がインスタ映えすると大人気なのはもちろん、ある理由があって特に親子連れに人気なんだとか。
そこでこの記事では、河北町『クラッカー』のフルーツサンドの魅力を徹底レビュー!
親子連れに人気の理由に迫っていきたいと思います。
河北町のフルーツサンド店『クラッカー』とは
『クラッカー』は、山形県河北町の町役場前にある青果店です。
野菜や果物をメインに扱っているお店で、いわゆる八百屋さんなのですが、実はフルーツサンドとチョコバナナが人気を集めているお店なのです。

フルーツサンドというと主にパン屋さんで販売されているイメージが強いですが、『クラッカー』のフルーツサンドは青果店で販売されているというのが大きな特徴。
青果店の新鮮なフルーツを使用していることもあって、とっても美味しいと評判になっています。
世のフルーツサンドブームに乗っかり、2021年2月から販売をスタートしたフルーツサンド。
お店で取り扱っている新鮮な果物をサンドしたフルーツサンドは瞬く間に人気商品へと成長しました。
『クラッカー』のフルーツサンドは、山形のタウン情報誌のフルーツサンド特集で取り上げられたこともあって、河北町内だけでなく山形県内のさまざまな地域からも連日たくさんのお客さんが訪れるほど人気となっています。
ちなみに店名の『クラッカー』ですが、昭和の時代に「クラッカーせんべい」を作っていたのが由来となっているそうです。
ですから、もともと菓子製造を行っていた八百屋さんだというわけですね。
【レビュー】河北町のフルーツサンド店『クラッカー』に行ってみた

河北町の青果店『クラッカー』は、茶色の建物に味のある書体の店名が特徴的な外観をしています。
青いひさしの下にはその日の特売品が平台の上に陳列されていて、建物の右隣にはタバコや飲み物の自動販売機がズラーっと並んでいました。
そして、自販機の上部には『CRACKER』のロゴと一緒にたくさんの動物たちの絵が。
青果店なのにどうして動物の絵?と思った人もいるかもしれませんが、これが『クラッカー』が親子連れに人気の理由のひとつと大いに関係しているのです。(詳細については後ほど)
さて、店内に入って真っ先にお目当てのフルーツサンドコーナーに向かいましたが、製造・陳列のタイミングと来店のタイミングが合わなかったのか、売り場には空きが目立ち、選べるほど種類がありませんでした。

その都度、商品が補充されるということですが、人気のメニューはすぐに売り切れとなってしまうようです。
フルーツサンドはタイミングによって売り切れの場合も

【追記】2023年1月に来店したときには、このようにたくさんの種類のフルーツサンドが並べられていました。

河北町『クラッカー』のフルーツサンド、種類は?

『クラッカー』でフルーツサンドが販売されてから約半年。
その間、約50種類ものフルーツサンドが店頭に並べられてきたといいます。
そんなたくさんのフルーツサンドのなかから、季節に合ったものを常時10数種類ほどそろえているそうです。
『クラッカー』のフルーツサンドの種類は、メニュー表が設けられているわけではないのですべてを把握するのが難しいですが、ここでは分かる範囲でまとめてみたいと思います。
- いちご(あまおう/もういっこ/やまがたおとめ心/いばらキッス/スカイベリー)
- ハウスみかん(せとか)
- ハニーグロウパイン・シャインマスカット
- ハニーグロウパイン・いちご
- バナナ・いちご・チョコホイップ
- 愛媛産マンダリン・キウイフルーツ・ハニーグロウパイン
- ハニーグロウパイン・いちご・デコポン
- ハニーグロウパイン・いちご・せとか
- クインシーメロン・シャインマスカット・いちご
- 焼き芋ようかん
- クインシーメロン
- マンゴ
- キウイフルーツ
- キウイフルーツ・いちご・マンゴ
- 甘平・はるか
- キウイフルーツ・いちご・ハニーグロウパイン・みかん
- 粒あん・いちご/こしあん・いちご
- デコポン
- こしあん・栗
- メロン・イチゴ・パイン
- メロン・イチゴ・パイン・キウイフルーツ
- ずんだ・白玉
- キウイフルーツ・いちご・ハニーグロウパイン・ぶどう
- 栗・白玉・こしあん
- いちご・パイン・キウイフルーツ・爽やかレモンホイップ
- フルーツトマト・プロセスチーズ・スイートバジル
- 珈琲ゼリー・煮豆
- バナナ・チョコホイップ
- 【ケツまでメロン(端っこまでメロン)】メロン
- クリームチーズ(マスカルポーネチーズ)・あんこ・白玉
- 【こだわりたまごのカスタード生クリーム】デコポン・ハニーグロウパイン・キウイフルーツ
- バナナ・シャインマスカット・ナガノパープル
- シャインマスカット・ハニーグロウパイン・爽やかレモンホイップ
こうやって見るととてもたくさんの種類があることにびっくりしますね!
お店の方の試行錯誤や努力が感じられるような素晴らしいラインナップだと思いました。
基本的にはさまざまなフルーツを単品で入れたり、複数組み合わせて入れたりというメニューですが、なかには栗や焼き芋、フルーツトマトや珈琲ゼリーなど変わり種のフルーツサンドも。
もはやフルーツサンドとは言えないかもしれませんが、他にはないメニューで面白いですよね。
そして、変わり種のフルーツサンドのなかでもとくに話題になっているのが、ずんだと白玉を大胆に挟んだメニューです。

店主と奥さんが白玉の位置をめぐって夫婦げんかをしたという逸話もあるこちら。
奥さんは白玉の断面が見えるほうがいいと主張したそうですが、切断面に白玉があると包丁にくっついてくるということで却下されてしまったようです。
確かに白玉が見えないのは残念ですが、宝探しをするようなつもりで食べ進めるのも楽しいかもしれませんよ!
河北町『クラッカー』のフルーツサンドを食べてみた
今回、初めて訪れた『クラッカー』で買ったフルーツサンドはこちらの2種類。
定番のいちごと変わり種の焼き芋ようかんです。

焼き芋の品種は、「紅はるか」や「シルクスイート」など、店頭で販売されているものになります。
また、いちごの品種は「あまおう」になっていますが、これもそのときの仕入れの状況によってさまざまな品種に変わるようです。
いちごのフルーツサンドは味が想像できますが、焼き芋と羊羹にホイップクリームの組み合わせはどんな味になっているのでしょうか。
では、ボリュームたっぷりのフルーツサンドをいただいてみます!

『クラッカー』のフルーツサンドは、何と言ってもやはり具材となっている果物の質や鮮度がバツグンだというのが特徴です。
もともとが青果店というだけあって、お店に入荷した果物をすぐに加工することができるため、フレッシュさはお墨付きといえます。
また、フルーツサンドの要とも言えるホイップクリームも、販売開始後に雪印メグミルクからタカナシに変えてみるなど、その都度試行錯誤を重ねているそうです。
ホイップクリームたっぷりですが、程よい甘さなのでくどくなく、意外とあっさり食べられますよ。
果物の甘みを邪魔せず、酸味のある果物の引き立て役にもなってくれるので、フルーツサンド全体のトータルバランスがよく取れていると感じました。
さて、気になる焼き芋ようかんについてです。
パンにさつまいもという炭水化物の組み合わせにホイップクリームということで、重い感じの後味を想像していましたが、これが意外や意外それほどヘビーな感じではなく、あっさりと食べることができました。
焼き芋自体はねっとりとした食感ですが、焼き芋単体で食べるよりもそのねっとり感が和らぐからでしょうか。
一緒に入っている羊羹もアクセントになっていて面白い!
甘党にはたまらない一品だと思います。
河北町のフルーツサンド店『クラッカー』が親子連れに人気の理由は?
それにしても、青果店発のフルーツサンドが販売スタート早々に人気となった理由はどこにあるのでしょうか?
特に親子連れに人気だという理由を探ってみました。
『河北町児童動物園』の向かい側という好立地!

こちらの『クラッカー』は、前述したように河北町役場の向かいに位置しています。
河北町役場と言えば、そう、『河北町児童動物園』!
河北町役場は、町が運営している入園料無料の動物園がある珍しい役場なのです。
動物園は当然ながら子どもに人気があるため、土日はもちろん平日も親子連れが訪れます。
そして、その際に立ち寄るのが『クラッカー』というわけです。
『クラッカー』の駐車場は自動販売機側に数台分ありますが、多くの親子連れは動物園とセットで訪れるので、町役場の駐車場を利用することがほとんど。
『クラッカー』に行くには道路を横断しなければなりませんが、広い駐車場にゆったり停められるというのは客側からすると大きなメリットです。
また、お店側にとっても、ついで買いの集客を見込めるというメリットがあるでしょう。
種類豊富なチョコバナナが子どもに大人気!

『クラッカー』と言えばフルーツサンド!というくらい認知度がアップしましたが、実はそれ以前に人気を博していたのがチョコバナナです。

東日本大震災の炊き出しで作ったのをきっかけに、2011年から店頭でチョコバナナを販売するようになりました。
一般的なチョコバナナにコアラのマーチが付いたものや、チョコバナナにデコレーションを施したものなど、可愛らしいデザインのチョコバナナが販売されています。

ちなみに使用されているバナナは八百屋さんならではのこだわり高級バナナだそうです。
2014年ごろから従業員内でデコレーションを競い合うようになり、それ以降さまざまなアニメキャラクターをモチーフにした『デコシャル』が誕生しています。
まさに「チョコバナナはアート」ですね!


チョコバナナとデコシャルのほかには、いちごとバナナを交互に使ったチョコバナナもあります。
コスパがいいので断然おすすめです!


お祭りの屋台で見かけるチョコバナナが日常的に手に入るのは子どもじゃなくてもうれしいですよね。
ちょっとしたイベント気分も味わえるので、大人も童心にかえってしまうかも?
デコシャルは当たりくじ付き!
チョコバナナのうち、デコシャルと呼ばれるデコレーションされたチョコバナナには当たりくじが付いています。
なんと息子が初クラッカーで当たりくじを引き当てたので、参考までに写真を載せておきますね。(絵面が汚くてすみません…)

ちょっと分かりづらいですが、「当たり缶バッジ」という文字が割り箸の先に焼印されていました。
食べた後にお店に持っていったら、『クラッカー』オリジナルの缶バッジがもらえました!

こういうお楽しみがあるのも、子どもにとってうれしいポイントなんですよね。
息子は早速胸につけて喜んでいました。
河北町のフルーツサンド店『クラッカー』への来店ガイド
『クラッカー』の営業時間やアクセスなど、店舗情報をまとめました。
『クラッカー』を訪れる際に参考にしてみてください。
| 住所 | 〒999-3511 山形県西村山郡河北町谷地己56−17 |
| 電話番号 | 0237-73-3842 |
| 営業時間 | 月火金 9:00~18:00 木土日 10:00~19:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 駐車場 | あり(自動販売機側) |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、NFCモバイル決済、PayPay、メルペイ、au PAY |
| 公式サイトやSNSなど | 『クラッカー』公式サイト 『クラッカー』Facebook 『クラッカー』Instagram |
まとめ
山形県河北町の青果店『クラッカー』は、豊富なラインナップが魅力のフルーツサンドで大人気のお店です。
定番メニューはもちろんのこと、季節ごとに変化する旬の果物を使用したフルーツサンドも魅力的。
訪れるたびに新しい種類のフルーツサンドに出会えるので、何度訪れても飽きません。
個人的には、『河北児童動物園』に出かけたときには必ず訪れるお店として定番コースとなっています。
ぜひ、河北町を訪れる際の楽しみのひとつに『クラッカー』のフルーツサンドを加えてみてくださいね。



コメント
素敵なブログですね、私の知らなかった近所のお店を紹介してくれて早速今度行ってみようかなと思いました
牧野さん、コメントありがとうございます(^^)
『クラッカー』、ご近所にあるお店なんですね!
八百屋さんでありながら、日々いろいろなことにチャレンジしていてとても楽しいお店だと思います。
ぜひ行ってみてくださいね。