山形のパワースポット!山寺の隠れた名所、垂水遺跡へ!
山寺と言えば、何と言ってもやっぱり宝珠山立石寺を思い浮かべますよね。
山寺は全国的に有名な観光地で、昨今では外国人観光客にも大人気!
慈覚大師円仁によって開山された山寺は、開山以来、山形が誇る精神文化の発信地となっています。
ですが、同じ山寺地区にある垂水遺跡の存在を知っている人はそれほどいないのでは?
山寺に何度も足を運んでいるわたしですら、垂水遺跡の存在を知ったのはつい最近のことなので、名前自体聞いたことのない人がほとんどかもしれませんね。
今回は、山寺の隠れた名所とも言える垂水遺跡の魅力をたっぷりご紹介したいと思います。
垂水遺跡の場所とアクセス方法は?
垂水遺跡は、山寺の立石寺よりさらに奥に進んだ場所にあります。
目指すべき目的地は、最上三十三観音の第二番礼所でもある山寺千手院。
垂水遺跡は山寺千手院の裏手にあります。
こちらは山寺千手院の鳥居。
「銀座まるかん」の創業者で、日本の実業家である斎藤一人さんが奉納されたそうです。
別名『ついてる鳥居』ということで、鳥居の柱に抱きついて「ついてる」と10回唱えることで恋愛運または金運にご利益があるとか。
右の柱と左の柱でご利益が違っているのですが、欲張って一度に両方やってはいけないんだそう。
昔話ではもうお決まりのパターンですが、欲張りじいさんや欲張りばあさんになってはいけないということですね。
ちなみにわたしは左の柱に抱きついて「ついてる」を唱えてきました!
山寺千手院の脇には墓地があるのですが、そのあたりに『東北自然歩道 やまでら天台のみち』として散策路を記した案内板が置かれています。
現在地から垂水参道と呼ばれる山道をひたすら登っていきます。
真っすぐ!が潔くて気持ちいい杉林の中は、独特の香りに包まれています。
足元は苔むしてちょっとすべりやすくなっているところもあるので慎重に足を進めていきます。
倒れた杉の木は苔に覆われていて、『もののけ姫』に登場するこだまたちが並んで座っていそうな雰囲気・・・
そして、座るに座れないベンチ・・・
このような雰囲気の中、山道をひたすら登っていくと分岐点に到着。
分岐で右方向に進むと急に目の前が開けて、あっと息を飲むほど幻想的な光景が姿を現します。
凝灰岩でできた白い岩肌に、蜂の巣状に穴が開いた巨石・巨岩が複雑に入り組んで並んでいます。
木製の鳥居や稲荷神社などの小さな祠が点在し、あたりは何とも言えない神々しさに包まれています。
初めて垂水遺跡を訪れた人は、「山形市にこんなところがあったなんて!」と驚かれるはず。
慈覚大師円仁もかつてここで修業し、インスピレーションを得て山寺を東北における天台宗の布教の拠点に定めたと言われています。
実際、『円仁宿跡』と名付けられている岩のくぼみも残っています。
垂水遺跡にはこんな立派な一本杉も。
見上げても木のてっぺんが全く見えません。
『東北自然歩道 やまでら天台のみち』にはここで紹介した垂水遺跡のほか、烏帽子岩、城岩七岩、修験場跡など、1時間半ほどで回ることができるパワースポットがいくつかあります。
あなたもぜひ神秘的な空気を体感してみてほしいと思います。
垂水遺跡を訪れる際はくれぐれも自然を壊さないよう、ゴミの持ち帰りなどのマナーをしっかり守りましょう。
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